「アーティスト・イン・レジデンス プログラム2021 “invisible connections”」青森公立大学 国際芸術センター青森

「アーティスト・イン・レジデンス プログラム2021 “invisible connections”」青森公立大学 国際芸術センター青森

名称:「アーティスト・イン・レジデンス プログラム2021 “invisible connections”」青森公立大学 国際芸術センター青森
会期:2021年9月2日~2021年12月8日
主催:青森公立大学 国際芸術センター青森 [ACAC]
協力:AIRS(アーティスト・イン・レジデンス・サポーターズ)、青森公立大学芸術サークル
助成:文化庁 令和3年度アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業、公益財団法人 朝日新聞文化財団
後援:NHK青森放送局、青森テレビ、RAB青森放送、青森朝日放送、青森ケーブルテレビ、エフエム青森、ABHラジオ、東奥日報社、陸奥新報社
住所:〒030-0134青森県 ⻘森市⼤字合⼦沢字⼭崎152-6
TEL:017-764-5200
URL:青森公立大学 国際芸術センター青森

国際芸術センター青森(ACAC)は2001年12月の開館以来、アーティスト・イン・レジデンス(AIR)のプログラムを柱に、様々なジャンルのアーティストによる創造と発表の場として活動を続けています。国内外のアーティストと地域住民、学生との交流を重視し、関わる人すべてにとって触発される場となることを目指してきました。この公募および海外AIR実施団体からの推薦アーティストによるAIRプログラムでは、アーティストはもちろん、キュレーター、リサーチャーなど文化芸術活動を行う表現者による、展覧会、パフォーマンス、ワークショップ、トークなどACACの環境を活かして行われる活動を、企画段階から、リサーチ、制作、設営、発表、カタログでの記録までACACが全面的に協働します。滞在期間はそれぞれのプロジェクトに合わせ、最短2週間から最長約3ヶ月までとなっています。
新型コロナウイルスという見えない脅威の影響を受け、海外を拠点とする表現者は青森への渡航が難しく、インターネットなどを駆使した遠隔での参加となります。移動の困難さは続きますが、私たちが生きている時間は止まりません。自分がいる場所から見えないものごとへの想像力を失わないためにも、考えられる手を尽くして、表現を続けるための「つながり」を模索したいと思っています。昨年度のAIRプログラムでも一部をリモートで行った経験や、これまで20年間の活動でACACが培ってきたネットワークも活かしていきたいと考えています。実際に顔を合わせてのコミュニケーションとは異なる部分、理解しあうことの壁もあるなかで、今ここからどのようにつながりあうことが可能か、この世界を生き抜く知としていくために一緒に考えてみる、そのようなAIRになればと願っています。

  • カロル・ダッタKallol DATTA1982年インド、コルカタ生まれ、同地拠点。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーティンズ校卒業。服飾デザイナーとして、衣服、見る人、着る人の間の複雑な相互作用を布の形へと反映している。主にNAWA(北アフリカ・西アジア)地域、インド亜大陸、朝鮮半島、日本に伝わる衣服の慣習を研究する。伝統的な幾何学模様を歪めてシルエットを作り、身体を覆い隠し、包み込む繭のようなデザインが特徴的だが、テキスト、本、彫刻、写真などでも表現を行う。2008年に服飾ブランド「Kallol Datta 1955」を立ち上げた。主な活動に、2021年「Jameel Prize: Poetry to Politics」受賞と展覧会(Victoria & Albert Museum、イギリス)、2017年「Swaddling to Shrouding」研究会(Experimenter Galley Learning Program、インド)などがある。
    URL: https://kallol-datta.carrd.co/more
  • 内田 聖良UCHIDA Seira埼玉生まれ、青森拠点。情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]卒業。コンセプチュアルパフォーマンス・アーティスト、リサーチャーであり、自身をポスト・インターネット時代のベンダー(Bender)と称する。AmazonやYouTubeなど既存のシステムを用いながら、それら回路の秩序を変容させてしまうようなアプローチを行い、日常生活に浸透する価値観や与えられた使用法に問いを投げかけている。主な展覧会やプロジェクトに、2020年〜「TRANS BOOKS DOWNLOADs」(オンライン)、2019年「SICF19 Winners Exhibition」(スパイラルホール、東京)など。デザイナー清水都花との「凡人ユニット」としても活動。
    URL: https://sesseee.se/more
  • 北條 知子HOJO Tomoko愛知生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科芸術環境創造領域、ロンドン芸術大学 ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション MA サウンド・アーツ修了。実験音楽とサウンドアートを軸に、リサーチを通した領域横断的な作品制作を行う。近年は歴史/アーカイブの中で沈黙させられてきた声に焦点を当て、その背景を探るとともに、記録されていないことを想像し再創造することに取り組んでいる。主な活動に、2021年「Music From Japan Festival 2021」での作曲家個展(スカンジナビア・ハウス、アメリカ)、2020年サウンドインスタレーション「気配」(さいたま国際芸術祭、埼玉)など。スイス出身の音楽家、アーティストのラヘル・クラフトと「Hojo+Kraft」としても活動。
    URL: https://tomokohojo.net/more
  • 村上 美樹MURAKAMI Miki1994年秋田生まれ、京都拠点。京都市立芸術大学大学院修士課程彫刻専攻修了。自分自身や他者の個人的な経験や記憶に焦点を当て、それらの忘却や物の廃棄に対する抵抗と愛着を重要な要素としながら展示空間に構成することで、鑑賞者と相互作用が起こり、体験が拡張される「記憶の場」となるような作品の制作、発表を行う。主な展覧会に、2021年天理市アーティスト・イン・レジデンス成果発表展「オブジェクトの声を聞く旅に出ること」(Art-Space TARN、奈良)、 2020年「道にポケット」(京都市立芸術ギャラリー@KCUA、京都)など。
    URL: https://murakamimiki.com/more
  • 田中 みゆきTANAKA Miyukiキュレーター、プロデューサー。「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の見方や捉え方を障害当事者や鑑賞者とともに再考する。現在進行中のプロジェクトに、展覧会ディレクターを務める「ルール?展」(21_21 DESIGN SIGHT、東京)、展覧会「語りの複数性」(東京都渋谷公園通りギャラリー、東京)、2020年-『視覚言語がつくる演劇のことば』(KAAT神奈川芸術劇場、神奈川)、2017年-『オーディオゲームセンター』など。大阪万博日本館基本構想クリエイター。近年の仕事に2019年映画『ナイトクルージング』、2017-2019年『音で観るダンスのワークインプログレス』(KAAT神奈川芸術劇場、神奈川)、2017年『大いなる日常』展(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA、滋賀)など。
    https://miyukitanaka.net/more

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 公募展「那珂川町を描く-心に残る風景-」那珂川町馬頭広重美術館
  2. 「冬のけしき」夢二生家記念館・少年山荘
  3. 企画展「石のワンダー」愛媛県総合科学博物館
ページ上部へ戻る