名称:企画展「小もの展 會津八一の蒐集からみるひと・もの・こと」早稲田大学會津八一記念博物館
会期:2021年12月6日(月)~2022年1月23日(日)
時間:10:00~17:00
休館日:12月8日(水)15日(水)
12月22日(水)~1月5日(水)冬季休業期間
1月10日(月祝)12日(水)19日(水)
会場:會津八一記念博物館 1階 會津八一コレクション展示室
入館料:無料
住所:〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス2号館
TEL:03-5286-3835
URL:早稲田大学會津八一記念博物館
會津八一(1881~1956)は生前、東洋の明器・古鏡・瓦塼・金石拓本・近世書画などの蒐集に力を尽くしました。これらの古美術品は研究・教育の資料として集められ、現在は「會津八一コレクション」として、早稲田大学會津八一記念博物館(以下、当館)収蔵品のひとつの柱となっています。
当館ではこれまで、企画展示や常設展示を通して「會津八一コレクション」を紹介してきました。しかしながら、會津八一コレクションのなかには今まで一度も展示されることがなかったものも多くあります。それらは模造品であったり、民芸品や土産品であったり、仏像などの石膏型抜であったり、残欠や断片であったり、いわゆる「名品」とはいえないようなものです。
「小もの展 會津八一の蒐集からみるひと・もの・こと」では、こうした「小もの」に焦点を当てます。これまで日の目を見ることのなかったものたちが、どのような意図をもって蒐集されたのか、どういった資料なのか、そこから何がわかるのかなど、會津八一の蒐集という視点からひと・もの・ことについて考えていきます。
會津八一はかつて、「実学論」と称して美術史の研究と教育には作品と直に接することが不可欠であると説きました。その教えは学問に限らず、現代のあらゆる場面においても忘れてはならない姿勢であると気づかされます。実物にふれる機会が急速に減ってしまった今、本企画展があらためて「もの」と向き合う時間となれば幸いです。
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