「堀内誠一 絵の世界」大丸京都店

「堀内誠一 絵の世界」大丸京都店

名称:「堀内誠一 絵の世界」大丸京都店
会期:2022年1月4日(火)→24日(月)※会期中無休
会場:大丸ミュージアム〈京都〉[大丸京都店6階]
入場時間:午前10時→午後7時30分まで(午後8時閉場)
  ※最終日は午後4時30分まで(午後5時閉場)
入場料<税込>:一般・大学生 1,000円(800円)、中高生800円(600円)、小学生以下無料
主催:京都新聞
特別協力:堀内事務所
協力:福音館書店
企画協力:アートキッチン
住所:〒600-8511 京都市下京区四条通高倉西入立亮西町79番地
TEL:075-211-8111
URL:大丸京都店

『たろうのおでかけ』 1963年 福音館書店
『たろうのおでかけ』 1963年 福音館書店

1932年、東京に生まれた堀内誠一は、若い頃よりデザイナーとして研鑽を積み、時代をリードするアートディレクターとして活躍しました。「anan」、「BRUTUS」、「Olive」、「たくさんのふしぎ」など、よく知られた雑誌のロゴや、本の装丁、ポスターのデザインなど多彩な仕事を展開しました。その一方で、1958年に初めての絵本「くろうまブランキー」を世に出します。その後も「ぐるんぱのようちえん」や「たろうのおでかけ」、「こすずめのぼうけん」など数多くの人気絵本を生み出しました。「絵本作家の道こそ運命が決めた本命」と本人が語ったように、その54年の人生は、絵を描くことと共にありました。
2022年、生誕90年を迎えることを記念して、その画業全般を回顧する展覧会を開催いたします。戦後、激動する社会の中で、「絵」というヴィジュアルが持つ力を、広告やデザイン、イラストなど様々な分野で発揮させた堀内。その作品世界を見つめれば、20世紀という時代において、絵本や雑誌といったカルチャーがいかに変遷し、発展を遂げてきたかも浮き彫りになることでしょう。
本展は伝説のアートディレクターであり、デザイナーであり、絵本作家でもあった堀内誠一の「絵の世界」に注目します。今回、初公開となる10代の時に描いた油絵作品などを出発点に、絵本の原画、デザインにおける作画、雑誌のためのカットなど、堀内の創作の原点ともいえる「描くこと」をひもときます。ときに愛らしく、時に鋭くアヴァンギャルドな堀内誠一の絵の世界をどうぞお楽しみください。

《女性像》 油彩・キャンヴァス 1949年
《女性像》 油彩・キャンヴァス 1949年
《青いサーカス一家》 油彩・キャンヴァス 1950年
《青いサーカス一家》 油彩・キャンヴァス 1950年
『ぐるんぱのようちえん』 1965年 福音館書店
『ぐるんぱのようちえん』 1965年 福音館書店
《白いちびの馬(ベルヴィルの丘)》 1978年
《白いちびの馬(ベルヴィルの丘)》 1978年
『ロボット・カミイ』 1970年 福音館書店
『ロボット・カミイ』 1970年 福音館書店
『雪わたり』 1969年 福音館書店
『雪わたり』 1969年 福音館書店
堀内誠一が手がけたロゴデザイン 1970年〜
堀内誠一が手がけたロゴデザイン 1970年〜
堀内誠一 (ほりうち・せいいち)
堀内誠一 (ほりうち・せいいち)

堀内誠一 (ほりうち・せいいち)
1932年、東京に生まれる。デザイナー、アートディレクター、絵本作家。雑誌作りにおけるエディトリアルデザインの先駆者であり、「anan」創刊時には、ロゴ、表紙、ページネーションなどを手がける。海外取材を実施するなど、ヴィジュアル系雑誌の可能性を大きく広げた。「あかずきん」「雪わたり」「くるみわり人形」など、20代半ばより生涯にわたり60冊をこえる絵本を世に出し、挿絵も数多く描く。1973年から81年にかけてパリに暮らし、世界を巡り、旅先の風景や地図を描き雑誌で発表するなど、多彩な表現に意欲的に取り組む。1987年逝去。享年54歳。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る