「忠吉から忠広へー集結!初代忠吉ー」佐賀県立美術館 佐賀県立博物館

刀 銘 肥前国住藤原忠広/寛永七年八月吉日 (公益財団法人鍋島報效会蔵/佐賀県立博物館寄託、佐賀県重要文化財) 忠広に名を改めた後、初代藩主・鍋島勝茂のために制作された。

名称:「忠吉から忠広へー集結!初代忠吉ー」佐賀県立美術館 佐賀県立博物館
会期:2022年2月1日(火曜日)~3月6日(日曜日)
会場:佐賀県立博物館3号展示室
開館時間:9時30分~18時
休館日:毎週月曜日
観覧料:無料
住所:〒840-0041佐賀県佐賀市城内1-15-23
TEL:0952-24-3947
URL:佐賀県立博物館・佐賀県立美術館

刀 銘 肥前国忠吉/慶長五年八月吉日(佐賀県立博物館蔵) 成立年のわかるもののなかで、最も早く制作された初代忠吉の刀。
刀 銘 肥前国忠吉/慶長五年八月吉日(佐賀県立博物館蔵)
成立年のわかるもののなかで、最も早く制作された初代忠吉の刀。

コレクション展「忠吉から忠広へー集結!初代忠吉ー」
 江戸時代、日本刀は、戦いの道具から武士のシンボルへと変化しました。それまで名刀の産地といえば、畿内(京都・奈良など)や美濃(岐阜)、備前(岡山)などでしたが、江戸時代に入ると全国各地に刀工集団が発生しました。中でも佐賀藩お抱え刀鍛冶・橋本新左衛門こと初代忠吉は、のちに100名以上もの大刀工集団となる肥前刀工の祖として名高い、佐賀が誇る名工です。
 本展覧会は、県立博物館が保有する初代忠吉の刀18口を一挙に公開する初めての展覧会です。初代忠吉は、はじめ「肥前国忠吉」と銘を切り、晩年に官位を得て「武蔵大掾(むさしだいじょう)藤原忠広」へと名を改めました。最初期から最晩年までの刀を一望することで、のちに「最上大業物(さいじょうおおわざもの)」と称される初代忠吉が大成してゆく様子をお楽しみいただけます。
 佐賀県の貴重な文化遺産「肥前刀」を存分にお楽しみいただける展覧会です。ぜひ御観覧ください。

短刀 銘 忠広(佐賀県立博物館蔵) 10代藩主・鍋島直茂の側近・古川松根が所持した初代忠吉の短刀。
短刀 銘 忠広(佐賀県立博物館蔵)
10代藩主・鍋島直茂の側近・古川松根が所持した初代忠吉の短刀。
短刀 銘 忠広(佐賀県立博物館蔵) 10代藩主・鍋島直茂の側近・古川松根が所持した初代忠吉の短刀。

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