名称:特別陳列「アートの今・岡山2021-うつわー」笠岡市立竹喬美術館
会期:令和3年12月11日(土曜日)~令和4年1月10日(月・祝)
開館時間: 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし1月10日は開館)、年末年始12月29日(水曜日)~1月3日(月曜日)
入館料:一般500円(400) ( )内は団体20名以上
高校生以下は無料 (学生証を提示してください)
※市内在住65歳以上は無料(住所年齢のわかるものを提示してください)
住所:〒714-0087岡山県笠岡市六番町1-17
TEL:0865-63-3967
URL:笠岡市立竹喬美術館
「アートの今・岡山」は、岡山県民の芸術文化活動と文化情報の発信を担ってきた岡山県天神山文化プラザが主体となり、県内各地の美術館と共にこれまで開催してきた企画展です。岡山における現代美術の「今」の姿を紹介し、今回で14回目を迎えます。このたびの展覧会は、岡山県天神山文化プラザ、ポート アート& デザイン 津山、笠岡市立竹喬美術館を会場に巡回展示を行います。暮らしの道具であるとともに最も身近な工芸「うつわ」に注目し、地域における「人」と「うつわ」の関係を改めて見つめなおします。
私たちの暮らしに寄り添う「うつわ」は、水にはじまり、米や酒、茶、花など、様々なものを受け入れる存在です。古来より人はそこに美の楽しみを見出し、地域の産業に根ざした技術から生まれた「うつわ」は、伝統工芸として受け継がれてきました。用と美を兼ね備える「うつわ」はものづくりの原点とも言えるでしょう。
さらに現代において、「うつわ」は様々なイマジネーションを掻き立てる存在として、さらに自由で多様な表現へと広がってゆきます。雫を受け止める葉っぱ、精神を内包する身体、生命を育む大地、少し視点を変えるだけで、身近なモノから宇宙まで「うつわ」に見立てることができるでしょう。
本展には、笠岡の工房で長年研鑽を積まれた古堅幸雄、水川創壌お二方の作品、しのぎ技法による《白磁しのぎ六段重ね花瓶》と吉備焼の《油滴天目茶碗》が並びます。岡山ゆかりの現代作家たちによる、工芸から絵画、彫刻、写真、現代表現まで幅広い「うつわ」の世界をご覧いただき、展覧会という大きな「うつわ」の中で、ものづくりの今とこれからについて考える機会となることを目指します。
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