ちひろ美術館コレクション ピエゾグラフ展「いわさきちひろと日本の絵本」しもだて美術館

ちひろ美術館コレクション ピエゾグラフ展「いわさきちひろと日本の絵本」しもだて美術館

名称:ちひろ美術館コレクション ピエゾグラフ展いわさきちひろと日本の絵本しもだて美術館
会期:2022年1月8日[土]~3月6日[日]
開館時間:10:00 ~ 18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし、1/10日は開館し、翌日休館)
入館料:一般500円/団体(10名様以上) 450円/高校生以下無料
  ※本展会期中発行の板谷波山記念館入館券の半券をご提示いただくと、390円でご覧いただけます(半券1枚につき1名様1回限り)。
開催場所:しもだて美術館 
主催:しもだて美術館/筑西市/筑西市教育委員会/ちひろ美術館
後援:茨城県
住所:〒308-0031茨城県筑西市丙372
TEL:0296-23-1601
URL:しもだて美術館

日本では、1910年代に子ども向けの雑誌「子供之友」や「赤い鳥」が相次いで創刊され、大正デモクラシーの機運を背景に、童話、童謡、童画の運動から芸術性の高い絵雑誌や絵本が生まれました。第二次世界大戦を経て、再び子どもたちに希望を与えるべく、個性的な画家たちや出版社が子どもの本に心血を注ぎ、1960年代になると絵本は隆盛期を迎えます。1970年代以降、絵本画家たちは、それぞれの表現を深め、多様な表現が生み出されていきます。
本展では、1910年代以降から今日までの100年におよぶ日本の絵本の歩みを、ちひろ美術館コレクションのピエゾグラフと資料でたどり、豊かな絵本表現の軌跡とその時代を紹介します。

【出展作家】
26名(五十音順)
赤羽末吉、あべ弘士、荒井良二、井上洋介、いわさきちひろ、岡本帰一、清水良雄、
杉浦範茂、瀬川康男、武井武雄、武田美穂、田島征三、田島征彦、田畑精一、谷内こうた、
長新太、出久根育、中谷千代子、西巻茅子、西村繁男、初山滋、深澤省三、本田庄太郎、村上康成、茂田井武、和田誠

【ピエゾグラフとは】
ちひろ美術館では、2004年より、その時点での作品の風合いを後世に伝えていくため、原画をデジタル情報として記録し、保存していくアーカイブを続けています。同時に、そのデジタル情報をもとにして、「ピエゾグラフ」の制作も進めてきました。
ピエゾグラフとは、耐光性のある微小インクドットによる精巧な画像表現で、画家の表現を高度に再現しています。光に強いピエゾグラフは、作品の公開の可能性を大きく広げました。

【出品作品について】
子どものための雑誌が創刊され、大判フルカラーの「コドモノクニ」の登場により絵本文化が発展した1910~1920年代、
福音館書店が「こどものとも」を創刊し、個性豊かな画家たちが起用され、各出版社から今なおロングセラーとなっている絵本が多く生まれた1950~1960年代、
高度経済成長後、精神的な豊かさが求められるなかで、「絵本ブーム」と呼ばれた1970~1980年代、
さまざまなジャンルで活躍する人が絵本の領域で作品を発表し、斬新な企画による絵本シリーズが生まれた1990年代、
技術や手法、コミュニケーションツールが大きく変貌していく時代のなかで出版された2000年代以降と、
約100点の作品を時代ごとに分けて展示し、あわせて戦前~戦中~終戦直後の絵本の変遷を資料と書籍で紹介します。

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