「河井寛次郎と棟方志功 展」名古屋栄三越

河井寛次郎「辰砂菱花文扁壷」 高さ21.8×幅15.2 cm 昭和15~16(1940~41)年頃

名称:「河井寛次郎と棟方志功 展」名古屋栄三越
会期:2022年1月12日(水) ~ 2022年1月18日(火) 最終日は午後4時閉場
場所:名古屋栄三越 7階 特選画廊
住所:〒460-8669 名古屋市中区栄3-5-1
TEL: 052-252-1111
URL: 名古屋栄三越

 高さ21.8×幅15.2 cm  1,100,000円  昭和15~16(1940~41)年頃  河井寛次郎「鐘渓窯魚壷」  高さ15.0×幅17.3 cm    大正12(1923)年頃
高さ21.8×幅15.2 cm 1,100,000円 昭和15~16(1940~41)年頃 河井寛次郎「鐘渓窯魚壷」 高さ15.0×幅17.3 cm 大正12(1923)年頃

河井寛次郎と棟方志功 展
民芸運動の創始者として世界的に知られる柳宗悦(1889-1961)。
柳氏が創設した日本民藝館には、その考えに賛同し、
支えた個人作家の作品が収蔵されています。
また、柳氏の思想に共鳴した陶芸家・河井寛次郎(1890-1966)と
板画家・棟方志功(1903-75)は、よき協力者として柳氏を実践面で
支えた作家たちでした。
制作のジャンルは異なりながらも、河井氏と棟方氏は生涯を通して
師弟として相互に影響を与え合うことになります。
いつの時代も見るものの心を突き動かす作品を、ぜひこの機会にご高覧ください。

《河井 寛次郎 KANJIRO KAWAI 略歴》
1890年(明治23)~1966(昭和41)
1890年 島根県安来町(現 安来市)に宮大工棟梁の次男として生まれる。
1910年 松江中学校を卒業後、
     東京高等工業学校(現 東京工業大学)窯業科に入学。
     在学中に後輩の濱田庄司を知る。
1914年 卒業後、技手として京都市立陶磁器試験場に入る。
    2年後に濱田庄司氏も入所。
1917年 陶磁器試験場を辞して、清水六兵衛窯の顧問に就任する。3年後に独立。
1920~23年 窯印「鐘渓窯」の時代。
1925~43年 柳宗悦氏、濱田氏らと民藝運動に積極的に取り組む時代民。
1937年 パリ万国博覧会で「鉄辰砂草花図壷」がグランプリを受賞。
    戦後は作風が絶えず大きく変わり、自由な造形と色彩で
    独創性にあふれる作品を生みだした。
1957年 ミラノ・トリエンナーレ国際工芸展で
    「白地草花絵扁壷」がグランプリを受賞。
1966年 11月18日死去(享年76歳)

《棟方 志功 SHIKO MUNAKATA 略歴》
1903(明治36)~1975(昭和50)
1903年 青森市に生まれる。
1928年 平塚運一を訪れ、版画を学び始める。
    第8回日本創作版画協会展、第6回春陽会展に版画が入選、
    又第9回帝展に帝展に「雑園」(油彩画)を出品、初入選。
    この頃から版画へと興味を移し、本格的な木版画制作を始めた。
1931年 油絵と版画による最初の個展を開催。
1932年 日本版画協会会員となる。
1936年 柳宗悦氏、河井寛次郎氏らと民芸運動の人々と知り合う。
    以降、棟方芸術に多大な影響を及ぼす。
1937年 国画会同人となる。
1938年 第2回新文展に「善知鳥版画巻」を出品、特選となる。
1941年 第5回佐分賞受賞。
1952年 第2回ルガノ〈白と黒〉国際展で受賞。
    日本版画協会を脱会し、日本版画院を結成。
1955年 第3回サンパウロ・ビエンナーレで版画部門最高賞を受賞受賞。
1956年 第28回ヴェネチィア・ビエンネーレで国際版画大賞受賞。
1960年 アメリカ各地で個展を開催。
1970年 毎日芸術大賞を受章。文化勲章を受章。文化功労者として顕彰される。
1975年 日展常任理事となる。
     9月、自宅で死去(享年72歳)
    青森市に「棟方志功記念館」が開館する。

河井寛次郎「呉洲泥刷毛目碗」  高さ8.8×幅11.7 cm   昭和30(1955)年頃
河井寛次郎「呉洲泥刷毛目碗」 高さ8.8×幅11.7 cm 昭和30(1955)年頃
河井寛次郎「彩碗」  高さ7.8×幅14.8 cm   昭和37(1962)年頃
河井寛次郎「彩碗」 高さ7.8×幅14.8 cm 昭和37(1962)年頃
棟方志功「秋扇の柵」  26×36.5cm
棟方志功「秋扇の柵」 26×36.5cm
棟方志功「躍鯉の柵」  33.1×42.3cm
棟方志功「躍鯉の柵」 33.1×42.3cm

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