「別冊サザエさん展」 長谷川町子美術館

「別冊サザエさん展」 長谷川町子美術館

名称:「別冊サザエさん展」 長谷川町子美術館
開催期間:2021年10月9日(土)―2022年1月10日(月・祝)
開催場所:長谷川町子記念館 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
開館時間:10時~17時30分(受付締切16時30分)
入館料:一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、
  大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
  ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
  ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始休館12/28~1/3
住所:〒154-0015東京都世田谷区桜新町1-30-6
TEL:03-3701-8766
URL:長谷川町子美術館

町子は「サザエさん」の新聞連載と並行して、1954(昭和29)年から1959(昭和34)年までの約5年間に月1話のペースで雑誌に「サザエさん」の短編漫画も連載していました。その雑誌は『少女クラブ』『週刊朝日』『婦人倶楽部』『若い女性』などで、順に発表の場が移り変わっていきました。四コマ漫画に対して、短編漫画はストーリーや登場人物の会話のやり取りが詳しく描かれ、一連の流れがたっぷりと楽しめるのが魅力です。そしてそのテーマは季節やファッション、夢の話などさまざまに描かれています。
連載開始同年から町子はこれらの掲載作品を単行本にまとめては順に出版し、雑誌掲載作品63話のうち54話を『別冊サザエさん』(全五集)にまとめました。巻頭にはカラーページ、他は2色刷りの豪華な単行本です。そして約20年後の1975(昭和50)年からは36作品の再録と新たに4作品を加えた40作品を収録した『別冊サザエさん』(全3巻)(単色印刷)を発行しました。改訂版の『別冊サザエさん』はまず表紙を一新し、作品もところどころ描き直して手を入れていたり、タイトルを変えたりと若干の違いがあります。新旧の作品が混在するため町子の画風の変化も感じられる点も興味深いものです。
本展はこの「サザエさん」の短編漫画約30話を掲載の流れを追いながらご紹介します。新聞連載では描かれなかったサザエとマスオが結婚するいきさつを振り返った「公開見合結婚」や、今となってはなかなか目にすることのできない単行本未収録作品(原画初公開)も展示します。四コマ漫画とは一味違うサザエさんの短編漫画の世界をお楽しみください。

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