「カースティ・レイ:静けさの地平」富山市ガラス美術館

「カースティ・レイ:静けさの地平」富山市ガラス美術館

名称:「カースティ・レイ:静けさの地平」富山市ガラス美術館
会期:2022年3月12日(土)~ 6月26日(日)
開場時間:午前9時30分~午後6時
(金・土曜日は午後8時まで。入場は閉館の30分前まで)
閉場日:第1・3水曜日(5/4、6/1は開場)、5/11、6/8
会場:富山市ガラス美術館 展示室1-3(2・3F)
主催:富山市ガラス美術館
助成:オーストラリア・カウンシル・フォー・ジ・アーツ、オーストラリア首都特別地域政府
後援:オーストラリア大使館、富山日豪ニュージーランド協会、北日本新聞社、富山新聞社、北日本放送、チューリップテレビ、富山テレビ放送
住所:〒930-0062富山県富山市西町5-1
TEL:076-461-3100
URL:富山市ガラス美術館

《いつも泳いでいた—川、湖、池》2013年 作家蔵
《いつも泳いでいた—川、湖、池》2013年 作家蔵

静けさに向かって歩くことは、重ねたものを脱ぎ捨て、日常を離れ、期待を振り払うことを伴う。私は静まり返った場所へ、未知の可能性と新たな視点へと歩く。− カースティ・レイ
オーストラリアの作家カースティ・レイは、故郷キャンベラ周辺の丘陵や自然公園を歩くことを通して、現代の暮らしの中で希薄になりがちな、「場所とつながる」という感覚を探求してきました。彼女の体験や気づきは、ガラスの彫刻やインスタレーションによって表現されます。自然から得た感触を柔らかくたわんだガラスで象った「折り」や、農作業が土地に刻んだ痕跡を表す「農具」のシリーズには、場所への敬意や愛着とともに、人間と環境の相互的な関係への深い関心が込められています。
レイにとって、作品制作を通して場所にまつわる記憶に触れることは、自分の存在を包み込む風景との一体感のうちに、彼女自身の「居場所」を見つめ直そうとする試みであるともいえます。過去最大にして日本初の個展となる本展では最新作を交え、およそ40年に及ぶ創作と思索の軌跡をたどりながら、レイが歩んできた広大な静けさを展望します。

《雨を待つ》2017年 作家蔵
《雨を待つ》2017年 作家蔵
《曇りの日への蓄え》2011年 作家蔵
《曇りの日への蓄え》2011年 作家蔵
《結び》2001年 作家蔵
《結び》2001年 作家蔵
《静なる存在Ⅳ》2019年 作家蔵
《静なる存在Ⅳ》2019年 作家蔵
《無題》1998年 アン・クリアリー、ピーター・キング所蔵(キャンベラ)
《無題》1998年 アン・クリアリー、ピーター・キング所蔵(キャンベラ)

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