コレクション展示「近現代絵画 日本画のてびき-近代から現代へ-」石川県立美術館

《信濃追分》安嶋雨晶 石川県立美術館蔵

名称:コレクション展示「近現代絵画 日本画のてびき-近代から現代へ-」石川県立美術館
会期:2022年1月27日(木)〜2022年2月20日(日)
会場:石川県立美術館
展示室:第6展示室
時間:9:30〜18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:会期中無休 
観覧料:一般 370円(290円)
  大学生 290円(230円)
  高校生以下 無料
  65歳以上 290円(290円)
  ※( )内は20名以上の団体料金。65歳以上の方は団体料金で観覧できます
  ※県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です
  ※コレクション展示の観覧料は第1~6展示室全てを含む料金となります
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館

「日本画とは、なんぞ?」こんな素朴な疑問にお答えする、特集展示の第二弾です。
「日本画」という語の初出は、フェノロサが明治5年に行った講演『美術真説』であったことは割と知られた話ですが、アメリカ人であったフェノロサは、当然英語で講演しており、「日本画」は「Japanese painting」の訳語です。明治期にナショナリズムの象徴でもあった「日本画」の語源が、実は英語であったことに「日本画」の運命さえ感じます。今回はフェノロサが『美術真説』で述べた、「洋画に対する日本画の優位性」について、近代有名作家の実作品を通して見てみます。
また、日本画の大きな特質として、その形態について取り上げます。現代の日本画の多くが、頑丈な木製パネルに和紙を張り込み、額装してあります。これは日本の生活様式の近代化や公募展への対応など、必要に迫られてのことですが、扱いがなかなか大変です。展覧会出品の大作などは、重量も大きさも嵩張り、制作した作家本人でも保管場所に困るほど。その点、伝統的な軸装や巻物、屏風装などは取り回しが楽で、小さく保管することが可能です。昔の人の知恵が、いかに合理的であったかを実感します。
さらに現代日本画が辿った昭和30年代の抽象化についても、比較展示を通してご覧いただきます。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る