開館50周年特別展「海民とともに半世紀 ~海の博物館」 海の博物館

開館50周年特別展「海民とともに半世紀 ~海の博物館」 海の博物館

名称:開館50周年特別展「海民とともに半世紀 ~海の博物館」 海の博物館
会期:2021年12月7日(火)2022~3月31日(木)
   *会期中の休館日12月26日~30日
会場:海の博物館 特別展示室
住所:〒517-0025三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
TEL:0599-32-6006
URL:海の博物館

海の博物館は、1971年12月7日に鳥羽市鳥羽一丁目に海に生きる人びと(海民)の歴史、生業、文化を伝える博物館として開館しました。開館にあたり1969年頃から漁村を歩き、漁の道具、漁村の信仰や生活の用具などの有形民俗資料を収集、また漁や祭りの様子などを写真、録音、録画で記録してきました。1985年には伊勢湾・志摩半島・熊野灘の漁撈用具」6879点が国の重要有形民俗文化財の指定を受けたのを機に、現在地に移転を決め、1992年に新しい海の博物館が開館しました。2021年12月7日で、開館50年をむかえた海の博物館について、その50年にわたる歴史、建築のこだわり、収集保存している資料、調査活動や報告書なども含めた博物館活動について、紹介させていただきます。

【展示資料】 (約440点)
〈海の博物館の建築関係〉
・旧海の博物館の建築模型、新海の博物館の建築模型、建築図面(収蔵庫、展示棟)
〈受賞、表彰の記録〉
 ・東海テレビ賞(旧博物館)表彰状・日本文化デザイン賞の記念品 ・日本建築学会作品賞(設計者:内藤廣)の記念品・公共建築百選の記念品
〈資料の収集保管の方法など〉
 ・資料整理の方法(調査カードの記載など)・収蔵庫の工夫(5室の部屋の特質))
 ・木造船の搬入写真(収蔵庫への運搬、収納当時の写真パネル)・木造船のリスト・海女関係資料のリストなど
〈国指定重要有形民俗文化財に関する資料〉
・「伊勢湾・志摩半島・熊野灘沿岸の漁撈用具 国指定重要有形民俗文化財」の指定書
 ・指定に関する資料(指定調査カード、漁具図面の実物)・指定品のリスト
〈海の博物館の資料の紹介〉
 ・実物民俗資料 ・資料番号1のワカメマキ・伊勢湾の海図や第五福竜丸(事代丸記銘)海図・第1回水産博覧会ポスターなど
 ・古文書資料  ・本浦・津波文書・本浦水産取調べ書など
 ・古写真資料  ・櫓漕ぎ鰹舟、富士丸、南島丸など、ボラタテ、ブリ大漁など
 ・絵葉書資料  ・実物展示(海女の絵葉書、鳥羽志摩地方の絵葉書など)
 ・文献図書資料 ・実物展示(復刻版:三重県水産図説、復刻版:三重県水産図解)
 ・映像資料   ・実物展示(16ミリフイルム)
 ・切手資料   ・松平さん寄贈切手の実物展示
 ・新聞切り抜き資料 実物展示(海の汚染NO.1、海の博物館NO.1など)
〈体験学習の活動〉
 ・体験学習活動の紹介(室内体験と野外体験の紹介パネル) ・体験学習の成果物の展示品 貝紫染め資料、海藻おしば資料など
〈海の博物館からの発信〉
 ・海の博物館設立宣言 ・SOS運動の呼びかけ
〈海の博物館年報「海の人間」他の印刷物〉 
・実物の展示1号~32号の32冊の実物展示(各号の研究報告のリストも)
・SOS運動「SOS いま救え!われらいのちの海を」1号~200号 の実物展示
・うみとにんげん&SOS 1号~34号 の実物展示
〈海の博物館の紹介資料他〉
 ・入場券(旧海の博物館、新海の博物館で使ったもの)・海の博物館のパンフレット(旧海の博物館、新海の博物館で使ったもの)
 ・海の博物館の特別展、企画展、写真展等のイベント開催を紹介したチラシやポスター他
〈海の博物館関係の出版物〉
『三重県水産図解』海の博物館編集 1984年9月20日発行、『三重県水産図説』海の博物館編集 1985年11月22日発行など
〈特別展の図録〉 『里海「伊勢湾」を救え! 生きものたちからのSOS』(2002年9月発行)など
〈各種調査報告〉
『日本列島沿海における「船競漕」の存在分布調査報告書』財団法人東海水産科学協会・海の博物館 2001(平成13)年3月31日など
〈海の博物館の紹介誌〉
 『SEA-FOLK MUSEUM 海の博物館 1985-1992』内藤廣 石元泰博 1993年1月発行
 『伊勢志摩72 特集・潮騒の聞こえる博物館』 伊勢志摩編集室 1993(平成5)年4月1日
〈芦浜原発関連新聞切り抜き帳など〉
 『われら<漁民>かく斗えり! ―芦浜原発反対斗争資料集 昭和38年12月~昭和42年9月』 海の博物館・編集

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