「永遠に新しい〜人類最古の壁画技法 アフレスコ」絹谷幸二 天空美術館

「永遠に新しい〜人類最古の壁画技法 アフレスコ」絹谷幸二 天空美術館

名称:「永遠に新しい〜人類最古の壁画技法 アフレスコ」絹谷幸二 天空美術館
会期:2021年12月17日(金)〜2022年6月27日(月)
会場:絹谷幸二 天空美術館
時間:10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
  金曜日・土曜日・祝前日は10:00~20:00
  (最終入場時間 19:30)
休館日:月曜日 
  ※ただし、祝日の場合は開館し、翌平日が休館
観覧料:一般 1,000円
  大学・高校・中学生 600円
  小学生以下 無料
  ※団体・障害者割引あり
  ※特別展示も同額
住所:〒531-0076大阪府大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27F
TEL:06-6440-3760
URL:絹谷幸二 天空美術館

リンダと2つのピラミッド
リンダと2つのピラミッド

ラスコーやアルタミラの洞窟壁画に通じ、「フレッシュ(新鮮)」を語源とする人類最古の壁画技法アフレスコ(伊、英フレスコ)。生乾きの漆喰壁にジョルナータ(24時間)以内で描き込み、乾燥に向かう自然のリズムと呼応しながら創造の夢を具現化する超絶技巧である。
昔日の画家たちが確立したアフレスコを現代のアートシーンに鮮やかに蘇らせ豊穣なるイメージと色彩で生の歓びを謳いあげたのが絹谷幸二である。アフレスコは絹谷藝術の原点であり今や代名詞ともなっている。
絹谷幸二が理想とする藝術における永遠の生命力とは、永遠の新しさのことである。創造への無限の可能性は、新しさを希求する強さに比例する。創意の源泉、原動力として新しさへの欲求は必須といえよう。
絹谷は単に古典技法の復活のみならず、アフレスコを通じて、絶えず時代の価値観と美意識の中で淘汰され洗練されていく普遍的審美性に、美術の本質を視てきたのである。最古の技法が最新の叡智と直結するまさにその一瞬に、古い新しいという対立概念を包み込む不二の思想が息づき、人間の最も根源的なところにある美への憧憬が明快・明晰な色と形になる。時空を超えた美の誕生である。
2021年度文化勲章受章、そして開館5周年を迎える絹谷幸二天空美術館が贈る記念特別展「アフレスコ」。夢と希望に満ち溢れた絹谷ワールドを存分にお楽しみいただき、アフレスコ技法の真髄をご堪能いただく絶好の機会となれば主催者として望外の喜びである。

作品 トルソーの涙Ⅱ
作品 トルソーの涙Ⅱ
LAMELA XVIII りんご回り舞台 1972年制作
LAMELA XVIII りんご回り舞台 1972年制作
ナイルの少年 1973年制作
ナイルの少年 1973年制作
りんごのある風景 1972年制作
りんごのある風景 1972年制作
月に想う 1973年制作
月に想う 1973年制作
回り舞台 1973年制作
回り舞台 1973年制作

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る