名称:「αMプロジェクト2020-2021 αM+ vol. 2 わたしの穴 美術の穴 『地底人とミラーレス・ミラー』」Gallery αM
会期:2022年01月15日(土)~2022年03月19日(土)
開廊時間:13:00〜20:00
休館日:月曜、日曜、祝日 2月13日から18日は休廊、
入場料:無料
会場:Gallery αM
住所:〒101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル B1F
TEL:03-5829-9109
URL:Gallery αM
「わたしの穴 美術の穴」はアーティストの石井友人と高石晃によるアート・プロジェクトです。「地底人」と「ミラーレス・ミラー」という二つのテーマは、穴というモチーフを巡るプロジェクトでの7年間の活動を通じて浮上してきたものです。日常空間に遍在する穴。穴を実在するものとして認識することは出来ません。そこには何もない。しかし、不可思議にもそこに穴は存在していると感じます。このアンビバレントな経験を通して、私たちの知覚や記憶、情動や想像力は駆動されている。そしてそのことの内に、人間という認識の枠組みを持った存在、そして、美術という制度における人間的営為の根源性があるのではないか、私たちはそのように解釈しています。
「地底人」と「ミラーレス・ミラー」は、穴のこの両義的な性質が人間に与える変質のプロセスを、下方に貫入されていく穴と、水平的横方向に交通していく穴の二つの方向性でもって捉えようとしたものです。地面へと下方に穿たれた穴に対して、人は自らを支える基盤である大地とその下に広がる不可視な世界への想像力の投射を行うでしょう。一方、地上における水平的な穴には眼球やカメラのように、可視的な模像イメージを生み出す構造体があり、そこでは特異なイメージの脱情報化と再構築が推し進められています。
「地底人とミラーレス・ミラー」ではこのような穴の垂直性・水平性の孕む異質なものたちが̶̶潜在的なもの/現象的なものとして̶̶分離し、そして時に混合します。現在、私たちが住う地球環境の中で、私たちは新たな神話的な想像力を持ち始めているでしょう。そして、著しく変化する情報環境において、私たちはイメージと物質の新たな関係性を模索しています。本展「地底人とミラーレス・ミラー」は会期を二つに分け、私たちをとりまく環境の変容と、その環境と私たちの新たな関係の仕方を、潜在・現象の二つのあり方として表出しようと試みます。
・パート1 地底人: 2022年1月15日(土)~2月12日(土)
キュレーション:高石晃
・パート2 ミラーレス・ミラー: 2022年2月19日(土)~3月19日(土)
キュレーション: 石井友人
アーティスト
高石晃、高山登、ニコライ・スミノフ、雨宮庸介、石井友人、大川達也、敷地理、多田圭佑、谷口暁彦、津田道子、藤井博、三宅砂織
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