名称:特別企画展「熊谷守一美術館37周年展」豊島区立熊谷守一美術館
会期:2022年4月12日(火)〜7月3日(日)
会場:豊島区立 熊谷守一美術館
住所:東京都豊島区千早2丁目27-6
開館時間:10:30〜17:30(最終入館は17:00まで)
休館日:月曜日(祝日問わず)
観覧料:一般 700円(15人以上の団体 630円)、高・大学生 300円、小・中学生 100円、小学生未満 無料
※障害者手帳などの提示者は100円(介助者1名無料)
※豊島区在勤・在住の証明を提示した一般観覧者は600円
※展覧会の会期および内容は、変更・中止となる場合あり(最新情報については、美術館ホームページ、公式Twitterアカウント、ないし電話にて確認のこと)
住所:〒171-0044東京都豊島区千早2-27-6
TEL:03-3957-3779
URL:豊島区立熊谷守一美術館
熊谷守一は、明治から昭和にかけて活躍した洋画家だ。1880年、岐阜県中津川市付知町で生まれた守一は、中学3年の折りに上京、20歳で東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学して洋画を学ぶ。30代で岐阜に帰郷していたあいだは絵をほとんど描かなかったものの、35歳の時に再度上京、再び絵の制作をするようになった。
東京美術学校時代から1910年代前半までは、暗い色調でアカデミックな作品を手がけていたものの、戦後には線と面で構成された守一独特の作風が確立されるようになる。晩年は足腰が弱り、70代後半以降は自宅の庭でスケッチをした植物や、若い頃のデッサンに基づいて油絵を描いた。
守一が亡くなるまで45年間暮らした家のあった場所に、1985年に開館した熊谷守一美術館では、5月28日の開館記念日を挟んで、毎年特別企画展を開催している。今回の「熊谷守一美術館37周年展」では、「守一の庭」をテーマに、同館の収蔵作品とともに守一の故郷・付知にある「熊谷守一つけち記念館」の所蔵作品を展示する。
守一が自宅に作った小さな庭は、写生旅行で採集して持ち帰ったものや、付知の知人の贈り物などさまざまな庭木が植えられていた。この庭に息づく花や小動物といった身近な題材は、守一の作品にもたびたび登場している。本展では、《蝶》や《しゃくなげ》、《鯉魚群遊図》など、庭からモチーフを得たと思われる作品などを目にすることができる。
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