「収蔵優品展 小坂奇石と江口大象」成田山書道美術館

「収蔵優品展 小坂奇石と江口大象」成田山書道美術館

名称:「収蔵優品展 小坂奇石と江口大象」成田山書道美術館
会期:2022年2月26日(土)-4月17日(日)
  ※1階は次の通り展示替えがあります(2階は替わりません)
   2月26日(土)-3月25日(金)  収蔵優品展 小坂奇石と江口大象
   4月1日(金)-4月17日(日)  第38回成田山全国競書大会
休館日:2月28日、3月7日、14日、22日、3月26日~31日(展示替え休館)、4月4日、11日
  ※月曜日(休日の場合は開館し、翌平日休館)
開館時間:9時-16時(最終入館は15時30分)
入館料:大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
  ※( )内は20名以上の団体料金
主催・会場:成田山書道美術館
住所:〒286-0023千葉県成田市成田640 成田山公園内
TEL:0476-24-0774
URL:成田山書道美術館

小坂奇石は徳島に生まれ、その故郷や大阪・奈良を舞台に戦後の書壇を牽引しました。16歳で黒木拝石に師事し、やがて王羲之や顔真卿、米芾、王鐸などの古典を渉猟したその先に、墨跡の持つ気韻を昇華させました。自らを「線の行者」と称し、漢籍の素養をもとにした自詠の作品が多いことも特徴です。
一方、幼少期を大陸で過ごした江口大象は、18歳で小坂に入門しました。師の精神性に触れながら、やがて宋や明代に連なる洗練と大らかさを兼ね備えた風を打ち立てます。古典から創作まで幅広い指南書を手掛けた江口もまた、自らの言葉をしたためた親しみやすい作品を多く遺しています。
師弟ともに文才に長け、昭和42年創刊『書源』誌などには、色褪せない書の魅力を今に伝えます。当館では、平成27年に小坂奇石の作品39点と江口大象の作品11点をご寄贈いただきました。今展ではその作品を一堂に公開し、両者の書業をあわせて振り返りたいと思います。
なお、1階は4月1日から第38回成田山全国競書大会の展示になります。

【主な出品予定作品】
小坂奇石
「賈浪仙詩」 昭和39年 第7回日展、2曲半双
「游藝」   昭和47年頃 1面
「蘭亭集序」 昭和48年 第27回日本書芸院展、1面
「陶弘景語」 昭和53年 喜寿記念個展、4曲半双
「薩都刺詩」 昭和61年 第25回璞社書展、2曲半双
「七言二句」 昭和61年 第18回日展、一面
「虁憐蚿」  昭和62年 第31回現代書道二十人展、1面
「晩秋書懐」 平成3年 第29回璞社書展、1幅
江口大象
「いい作品を書きたいと思いつつ」 平成8年 第36回璞社書展、2幅
「白居易詩」 平成9年 第29回日展、特選受賞作、1面
「自作文『ふるさと』―わが町」 平成12年 第40回記念璞社書展、2幅
「高青邱詩」 平成22年 第42回日展、会員賞受賞作、1面
「前赤壁賦」 平成26年  第54回璞社書展、4幅
「後赤壁賦」平成28年 第56回璞社書展連作、4幅

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