「會津八一の短歌と生活」富山市佐藤記念美術館

「會津八一の短歌と生活」富山市佐藤記念美術館

名称:「會津八一の短歌と生活」富山市佐藤記念美術館
会期:令和4年2月5日(土)~4月10日(日)
休館日:2/22(火)
開館時間:午前9時~午後5時(入館受付午後4時30分まで)
場所:富山市佐藤記念美術館
観覧料:大人 210円 高校生以下無料
住所:〒930-0081富山県富山市本丸1-33
TEL:076-432-9031
URL:富山市佐藤記念美術館

「會津八一の短歌と生活」富山市佐藤記念美術館・郷土博物館
「會津八一の短歌と生活」富山市佐藤記念美術館・郷土博物館

富山の美術や茶道文化の振興に力を注いだ当館の創設者、佐藤助庵(12代目助九郎、1896~1979)。現在の富山県砺波市に生まれ、早稲田大学
に進学。家業の土木建設業を継ぎ、貴族員議員にも選ばれるなど戦前から戦後にかけて地方政財界で活躍した実業家でした。その一方で書画や漢詩、
俳句をよくし、茶の湯を愛した風流人「助庵」として知られたひとでもありました。
 幼い頃より生家にあった茶室「柳汀庵」に出入りし、茶に親しんだという助庵は裏千家に学び、14代淡々斎から北陸初の今日庵老分「宗越」の茶
名を頂戴しています。また、日本の電力事業を牽引した「電力の鬼」松永安左エ門(号・耳庵、1875~1971)を師として慕い「助庵」という号を
頂き、終生この号を用いました。
 助庵は茶杓や掛物、茶碗、花入などの茶道具を自作しています。特にやきものに関しては、晩年に富山市呉羽山の麓に「呉山窯」という窯を築き、
自ら土作り、成形、釉薬の研究、焼成までをも手がけ、多様なやきものに取り組みました。
 戦後、助庵は茶室「柳汀庵」や「書院」の保存と、自身の蒐集品を公開する美術館の設立を思い立ちます。その根底には、戦争により傷ついた人
々のこころを癒す場所になってほしいという助庵の思いがあったようです。
本展では、生前に助庵が蒐集した茶道具や美術品、そして彼の創作活動や交流を示す品々により、助庵ののこした「お茶と美のこころ」を紹介しま
す。

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