名称:「奥村 祥子展 Blossoms of hope」新宿高島屋
会期:2022年3月16日(水)→28日(月)
会場:10階 美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。
住所:〒151-8580東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号
TEL: 03-5361-1111
URL: 新宿高島屋
この度、新宿高島屋美術画廊では、初個展となる奥村祥子展「Blossoms of hope」を開催いたします。
奥村氏は1983年千葉県生まれ、2008 年に東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業、2011年には イタリアの Universita’ Internazionale dell’Arte 美術大学フレスコ画修復科を修了しました。
日本古代の人々は、住処とした集落から見渡す里山を飾る白い桜の花の咲き具合で 秋の実りを占い、散る頃に田植えを始め、同時に豊饒を祈願してきました。
それは花というよりも、山から降りてきた農の神の前兆、前触れの役割であり、 サクラの”サ”は早苗、早乙女のサで穀霊すなわち田の神を意味します。
また、クラは神座、田の神の依り代を表します。
それについて奥村氏は、日本人の生活の中に桜がいかに浸透し、息づいていたかの表れでもあると 感じ、今展を「Blossoms of hope」と名付けました。
そして、日本人が古来より桜に寄せてきた願いや想いを表現することを試みると共に、パンデミックに 見舞われた今日、鎮花祭の意も作中の桜に込めた作品を制作されました。
静けさの中に漂う桜の気品と、それに宿る日本古来の穀霊の気配を感じていただければ幸いです。
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