「清川泰次 白と線の時代」世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー

「清川泰次 白と線の時代」世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー

名称:「清川泰次 白と線の時代」世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー
開催期間:2022年4月1日(金)~2022年9月11日(日)
休館日:毎週月曜日(ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館)
  7月18日(月・祝)は開館、7月19日(火)は休館
開館時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)
観覧料:一般200円(160円)、大高生150円(120円)、65歳以上/中小生100円(80円)
  障害者の方は100円(80円)、ただし小・中・高・大学生の障害者は無料
  証明書をご提示のうえ、お申し出ください
  ※介助者(当該障害者1名につき1名)は無料
  ※( )内は20名以上の団体料金
  ※世田谷区内在住・在校の小・中学生は、土、日、祝・休日、夏休み期間は無料
住所:〒157-0066東京都世田谷区成城2-22-17
TEL:03-3416-1202
URL:世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー

清川泰次《Painting No.684》1984年、世田谷美術館蔵
清川泰次《Painting No.684》1984年、世田谷美術館蔵

 “もの”を写すことにとらわれない自由な表現を探究し続けた画家・清川泰次(1919-2000)。その約60年にわたる画業のうち、清川が独自の境地を見出した時期として1970~80年代の20年間が挙げられます。
 1940年代に具象画からはじまった清川の絵画は、1950年代の渡米を機に、抽象的な表現へと変化していきました。色彩豊かな、マチエールを意識した色と線と面による表現を経たのち、1970年代になると、白く塗ったカンヴァスに灰色などで細く線を引くスタイルへと展開します。一見、無機質のようでありながら、あたたかみを感じさせる白や、淡い滲みをともないながら長く、短く、ときに四角形や楕円などのかたちを成す多様な線。これらがリズムをもって調和し、画面上の要素が極限まで簡素化された表現は、清川の目指した絵画のひとつの到達点であったと言えるでしょう。
 本展では、熱心な探求を経て獲得された、清川の簡潔な構成美を、その前後の画風の変遷とともにご紹介いたします。

清川泰次《20号の白の風景-56》1956年、世田谷美術館蔵
清川泰次《20号の白の風景-56》1956年、世田谷美術館蔵
清川泰次《白の世界F6-73》1973年、世田谷美術館蔵
清川泰次《白の世界F6-73》1973年、世田谷美術館蔵
清川泰次《Painting No.583》1983年、世田谷美術館蔵
清川泰次《Painting No.583》1983年、世田谷美術館蔵
清川泰次《Painting No.2884》1984年、世田谷美術館蔵
清川泰次《Painting No.2884》1984年、世田谷美術館蔵
清川泰次《Painting No.588》1988年、世田谷美術館蔵
清川泰次《Painting No.588》1988年、世田谷美術館蔵
「清川泰次 白と線の時代」世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー
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