名称:「内海聖史展 Coriolis -コリオリ-」Bunkamura ギャラリー
会期:2022年4/27(水)~5/5(木・祝)
開館時間:10:00~19:00 ※最終日は16:00まで
入場料 無料
会場:Box Gallery
主催:Bunkamura Gallery
住所:〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL:03-3477-9111(代表)
URL:Bunkamura ギャラリー
筆や綿棒で緻密に描かれた画面から透明感溢れる鮮やかな色彩を生み出す内海聖史。そのどこまでも広がり続けるかの様なハーモニーは、単なる絵画の枠組みを超えて、鑑賞者と空間をも包み込みます。特に大作からなるインスタレーション作品は、平面作品でありながら 立体的構造で展開され、ひとたび展示空間に足を踏み入れれば、色とりどりの粒が太陽の光のごとく一面に降り注ぎます。
Bunkamuraにて初めての個展となる本展で内海は、会場の鑑賞動線を読み解きます。
「絵画を設置した際、会場入り口から反時計回りに鑑賞を促される空間。」
その身体の動きから「コリオリの力」という慣性の法則との類似性を見出します。鑑賞者は、コリオリの力によって導かれるかの様に中央に辿り着き、そこではじめて作品の全貌を観ることができます。台風が左に渦巻く様に、私たちもまたその空間に展示された絵画によって絵画の在るところへ導かれるのです。
自由に絵画を鑑賞している(と感じている)時の身体の動きと、鑑賞するために強制的に求められる身体の動きが同じでも、人は自由に絵画を鑑賞していると言えるのでしょうか?
ただ目の前に立って観るだけではなく、そこにたどり着くまでのアクションや関係性が内海の色彩空間にさらなる深みを持たせ、存在感を放ちます。
東京都現代美術館や上野の森美術館での展覧会をはじめ、パレスホテル東京や虎ノ門ヒルズなど、パブリックアートの分野でも高い評価を受けている内海。目で見るだけに留まらない、身体で感じる色彩空間をお楽しみ下さい。
プロフィール
内海聖史 Satoshi UCHIUMI
1977 茨城県生まれ
1997 多摩美術大学校友会奨学生
1998 日本交通財団瀧冨士奨学生
2002 多摩美術大学大学院美術研究科修了
2003 第6回 資生堂ADSP選出
第18回 ホルベイン・スカラシップ奨学生
2007 神山アーティストインレジデンス
2010〜横浜美術大学 非常勤講師
主な個展
2021 「dual」 三越コンテンポラリーギャラリー (日本橋)
2020 「squid」 アートフロントギャラリー (代官山)
2019 「やわらかな絵画」 上野の森美術館ギャラリー (上野)
2018 「あらゆる時間」 ギャラリエANDO (渋谷)
2017 「遠くの絵画」 YCCギャラリー (横浜)
2016 「室内の木星」 ギャラリエANDO (渋谷)
2015 「moonwalk」 六本木ヒルズA/Dギャラリー
2013 「星の話」 ギャラリエANDO (渋谷)
2012 「方円の器」 アートフロントギャラリー (代官山)
2011 「シンプルなゲーム」 void+ (表参道)
2009 「色彩のこと」 スパイラルガーデン
2007 「色彩に入る」 資生堂ギャラリー (銀座) shiseido art egg
2006 「三千世界」 レントゲンヴェルケ・ヴァイスフェルト (六本木)
2005 「色彩の下」 ARTCOURT Gallery (大阪)
2004 「色彩の下」 MACAギャラリー (下北沢)
主なグループ展
2018 「交通総合文化展」 JR上野駅構内
2017 「三越美術110周年 HOPES 次世代百選展」
2016 「茨城県北芸術祭」 (茨城県常陸大宮市、常陸太田市)
2015 「6つの個展2015」 茨城県近代美術館 (茨城県水戸市)
2013 「日本の絵画の50年」 和歌山県立美術館
2012 「巧術其之参 蠱惑」 スパイラルガーデン (表参道)
2010 「panorama – すべてを見ながら、見えていない私たちへ -」 京都芸術センター
「巧術」 スパイラルガーデン (表参道)
2009 「MOTコレクション−MOTで見る夢/MOT.Field of Dreams」 東京都現代美術館
「屋上庭園」 東京都現代美術館
2005 「VOCA2005」 上野の森美術館
2004 「MOTアニュアル2004」 東京都現代美術館
2003 「第6回 岡本太郎記念現代芸術大賞展」 川崎市岡本太郎美術館
2001 スウェーデン日本芸術交流プログラム/SJP 埼玉県立近代美術館
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