「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」森美術館

ギド・ファン・デア・ウェルヴェ 《第9番 世界と一緒に回らなかった日》 2007年 ハイビジョン・ビデオ・インスタレーション 8分40秒 Courtesy: Monitor, Rome; Grimm, Amsterdam; Luhring Augustine, New York 撮影:ベン・ゲラーツ

名称:「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」森美術館
会期:2022年6月29日(水)~2022年11月6日(日)
開館時間:10:00 〜 22:00 火曜日は17:00まで
会期中無休
主催:森美術館
企画:片岡真実(森美術館館長)、熊倉晴子(森美術館アシスタント・キュレーター)、德山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

ギド・ファン・デア・ウェルヴェ 《第9番 世界と一緒に回らなかった日》 2007年 ハイビジョン・ビデオ・インスタレーション 8分40秒 Courtesy: Monitor, Rome; Grimm, Amsterdam; Luhring Augustine, New York 撮影:ベン・ゲラーツ
ギド・ファン・デア・ウェルヴェ 《第9番 世界と一緒に回らなかった日》 2007年 ハイビジョン・ビデオ・インスタレーション 8分40秒 Courtesy: Monitor, Rome; Grimm, Amsterdam; Luhring Augustine, New York 撮影:ベン・ゲラーツ

2020年以降、目に見えないウイルスによって日常が奪われ、私たちの生活や心境は大きく変化しました。こうした状況下、現代アートを含むさまざまな芸術表現が、かつてない切実さで心に響きます。本展では、パンデミック以降の新しい時代をいかに生きるのか、心身ともに健康である「ウェルビーイング」とは何か、を現代アートに込められた多様な視点を通して考えます。自然と人間、個人と社会、繰り返される日常、家族、病、メンタルヘルス、精神世界、生と死など、生や実存に結びつく主題の作品が「よく生きる」ことへの考察を促します。
また、本展では、美術館ならではのリアルな空間での体験を重視します。五感を研ぎ澄ませ、作品の素材やスケールを体感しながらアートと向き合うことは、他者や社会から与えられるのではない、自分自身にとってのウェルビーイング、すなわち「よく生きる」ことについて考えるきっかけになることでしょう。 本展のタイトル「地球がまわる音を聴く」は、オノ・ヨーコのインストラクション・アート(*1)から引用しています。意識を壮大な宇宙へと誘い、私たちがその営みの一部に過ぎないことを想像させ、新たな思索へと導いてくれるものです。パンデミック以降の世界において、人間の生を本質的に問い直そうとする時、こうした想像力こそが私たちに未来の可能性を示してくれるのではないでしょうか。
出展アーティスト
※姓のアルファベット順
エレン・アルトフェスト
青野文昭
モンティエン・ブンマー
ロベール・クートラス
堀尾昭子
堀尾貞治
飯山由貴
金崎将司
金沢寿美
小泉明郎
ヴォルフガング・ライプ
ゾーイ・レナード
内藤正敏
オノ・ヨーコ
ツァイ・チャウエイ(蔡佳葳)
ギド・ファン・デア・ウェルヴェ

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