「マーク・ピアソン フォト・コレクション展 (第二章)須田一政」入江泰吉記念奈良市写真美術館

「マーク・ピアソン フォト・コレクション展 (第二章)須田一政」入江泰吉記念奈良市写真美術館

名称:「マーク・ピアソン フォト・コレクション展 (第二章)須田一政」入江泰吉記念奈良市写真美術館
会期:2022年04月02日〜2022年06月26日
会場:入江泰吉記念奈良市写真美術館
観覧料金:当日一般500円
休館日:月曜日、5月6日
住所:〒630-8301奈良県奈良市高畑町600-1
TEL:0742-22-9811
URL:入江泰吉記念奈良市写真美術館

シリーズで紹介するマーク・ピアソン フォト・コレクション展の第2回目は、「須田一政」を取り上げる。
彼は1960年代の高度経済成長期からカメラを手に、日常のなかにある非日常の光景をスナップしシュールな世界観を築いていた。展覧会は、約650点ある須田作品の中から厳選して「風姿花伝」「わが東京100」「物草拾遺」「民謡山河」等の作品群で構成する。

須田一政(すだ・いっせい)
1940年、東京・神田に生まれる。61年、東洋大学法学部を中退し、東京綜合写真専門学校に入学。『日本カメラ』誌の月例で1963年度賞を獲得などアマチュアとして活動したのち、67年、寺山修司が主宰する演劇実験室の専属写真家になる。71年、フリーランスの写真家となり、日本各地を旅し6×6で撮った作品の発表を始める。『カメラ毎日』75年12月号より《風姿花伝》の連載を開始し、翌年、このシリーズで日本写真協会新人賞を受賞。78年より2年間、各地の民謡にちなむ人々の生活を追った《民謡山河》(文・田中雅夫)を『日本カメラ』に連載。以後、《煙突のある風景》や《日常の断片》など、日常の中の非日常的な光景をとらえた作品を発表。84年以降、たびたびアジア各地を旅行し撮影、同時にカラーも手掛けるようになる。91年から97年まで東京に「平永町橋ギャラリー」を開設。97年、30年に渡る活動を集大成した写真集『人間の記憶』で第16回土門拳賞を受賞した。2019年、逝去。享年78歳。
Mark Pearson(マーク・ピアソン)
マーク・ピアソン氏は禅フォトギャラリー代表。アジアの写真表現にフォーカスをあてた禅フォトギャラリーは、2009年9月に開廊。東アジア写真史の重要作品、貴重な作品の展示のみならず、若手写真家の実験的でコンテンポラリーな作品紹介にも積極的に取り組んでいる。約130冊の写真集を出版、2020年には日本写真協会より日本写真協会賞国際賞が贈られました。

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