「陶芸館・新収蔵の逸品 展」滋賀県立陶芸の森

「陶芸館・新収蔵の逸品 展」滋賀県立陶芸の森

名称:「陶芸館・新収蔵の逸品 展」滋賀県立陶芸の森
会期:2022年04月09日(土) – 2022年04月24日(日)
場所:滋賀県立陶芸の森 陶芸館ギャラリー
入場料:無料
住所:〒529-1804滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
TEL:0748-83-0909
URL:滋賀県立陶芸の森

滋賀県立窯業試験場・濱田庄司デザイン 『宮内省型火鉢』
滋賀県立窯業試験場・濱田庄司デザイン 『宮内省型火鉢』

滋賀県立陶芸の森陶芸館は、やきもの文化の伝統を踏まえつつ、未来を見据えた国際性と現代性を兼備した美術館を目指しています。信楽窯業技術試験場の移転にともない、試験場が長年収集してきた作品が当館に移管されることになり、昨年は日本の近代窯業に大きな業績を遺したゴッドフリード・ワグネルの旭焼装飾タイルなど46件を収蔵しました。
 本展では信楽窯業技術試験場からの移管作品から、明治時代から第二次世界大戦までの信楽における陶磁デザインのあゆみを紹介します。信楽焼の近代化は信楽模範工場とその後身の滋賀県立窯業試験場を中心に進展しました。模範工場時代には絵付け技術の向上や小物造り製品の開発や石膏型成形などが試みられ、またその事業を継承した滋賀県立窯業試験場は建築タイルや輸出用洋食器類、代用陶器などの研究開発が進められています。
 アール・ヌーヴォーやアール・デコを意識した試作品、また嘱託として試験場で輸出用陶器や火鉢の研究開発を指導した河井寛次郎や濱田庄司の作品(参考品)や試作品など。同時開催中のジャパン・スタイル<戦前編>として、欧米の美術様式に日本的な感性や美意識を融和させながら、独特の意匠表現を追求した戦前の試験場の取り組みを紹介します。

滋賀県立窯業試験場 『瑠璃釉ポット・カップ』
滋賀県立窯業試験場 『瑠璃釉ポット・カップ』

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「倉敷のやきもの―民藝の風吹きて―」きび美ミュージアム
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「殿さまのスケッチブック」永青文庫
ページ上部へ戻る