名称:春季展 「茶の湯の香合 ~掌中の美を愛でる~」滴翠美術館
会期:2022年3月8日(火)〜6月12日(日)
開館:10:00〜16:00 入館は15:30まで
休館:月曜日
料金:一 般 630円
高校生 420円
中学生以下無料
団体15名様以上2割引、その他各種割引有
住所:〒659-0082兵庫県芦屋市山芦屋町13-3
TEL:0797-22-2228
URL:滴翠美術館
香合とはお香を入れる蓋付の容器ですが、元は仏具の一種として伝わります。日本では正倉院宝物の中にも見られ、室町時代には座敷飾りとして用いられました。その後、茶の湯の成立とともに茶道具の一つとして重要な位置を占めるようになり、香木を入れる漆器の香合は風炉の季節に用いられ、練香の場合には陶磁器の香合を使って炉の季節に使用することが約束になっています。 香合を大別すると唐物、和物に分けられ、他のものを転用して香合として使った転用品と、はじめから香合として作られた専用品があり、桃山時代より茶人の優れた鑑賞眼によって現代まで珍重されてきました。 本展覧会では堆朱や青貝といった漆器をはじめ、染付・祥瑞などの唐物陶磁器から国焼に至るまで、吉郎兵衛が体系的に集めた作品の数々をご紹介いたします。また江戸末期に作成された「形物香合相撲」の番付表に選出された作品も合わせて出陳し、当館では実に38年ぶりに香合の名品が一堂に会する展観となります。 吉郎兵衛の人形やかるたの蒐集にも見て取れる、愛らしいものへの美意識を感じていただければ幸いです。
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