名称:春期企画展「幻想の江戸ー異文化のまなざしに映った他者・表象・言説ー」北区飛鳥山博物館
会期:2022年3月23日(水曜日)から2022年5月14日(土曜日)
開館時間:午前10時~午後5時
休館日:毎週月曜日(祝日を除く、祝日の場合は翌日が休館日になります。)
観覧料:無料
住所:〒114-0002東京都北区王子1-1-3
TEL:03-3916-1133
URL:北区飛鳥山博物館
幕末に江戸とその郊外を訪れ、さまざまな記録を残した欧米人は思いのほか多く、確認するだけでも30人以上を数えます。これらの外国人が記した見聞記、旅行記などのトラベルライティングをひもとくと、往時は江戸の周縁地域であった飛鳥山・滝野川・王子稲荷への言及が多く見られ、また広がる景観への讃嘆や、地域の人びとに対する親愛感あふれる印象が書き残されています。
その一方で、ことばや文化を異にする他者が出会うとき、さながら鏡の中を互いに覗き込むかのように、他者の表象と自己への認識の交錯が露わになり、ときに眼差しの力学によっては、西欧列強によるコロニアリズムの表象が立ち現れることもあります。
本展は、このような文化表象に対する問いかけにもとづき、都市江戸の景物や北区地域の光景を中心に異文化に接触が、どのように絵画表象や言説としてイメージを形作っていったのかを改めて展望し、異文化交流の姿を展観するものです。展示を通して、前近代から近代へと変遷をとげた地域の姿を、みなさまとともに見つめなおす機会となれば幸いです。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。