名称:「村田茂樹-揉み紙-」村田画廊
会期:2022年05月13日(金) 〜 2022年05月22日(日)
会場:村田画廊
時間:10:00~18:00
休館日:会期中無休
料金:無料
住所:〒606-0911 京都市左京区松ヶ崎泉川町18-4
TEL: 075-703-8960
URL:村田画廊
京都出身の日本画家・村田茂樹(1946-2018)の展覧会。今回は40-50代の時期に制作された「揉み紙」技法を用いた作品を展示します。
現在は、写生をする作家も少なくなってしまいましたが、村田茂樹は写生こそ作画の基本であるとの考えを貫きました。戦後、西洋の波が押し寄せ日本画も印象派の影響を色濃く受けました。そのため線は消え色を塗り重ねていく絵作りに変わっていきました。そのまっただ中に育った村田茂樹は、やはり本来の日本画のあり方は線であると考え、世の中と逆行する線を重んじる作画を模索し続けました。
今回展示する作品に使われた「揉み紙」の技法は、色を付けた和紙を湿らせて揉むことで皴を付け、独特の表情を作り出すもの。その上に描かれた題材は、風景や人物、静物、野菜など多岐にわたり、落ち着いた深い色合いと緻密な筆致で村田茂樹の世界観を作り出しています。この機会にご高覧ください。
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