名称:串野真也 「忘却の旅人 – 人間讃花」清昌堂やました THE ROOM
会期:2022年4月30日(土)~2022年6月25日(土)
開館時間:12:00 〜 17:00
休館日:火曜、水曜、木曜、金曜休館
入場料:無料
会場:清昌堂やました THE ROOM
住所 〒602-0006 京都府京都市上京区禅昌院町636
TEL:075-431-1366
URL:清昌堂やました THE ROOM
この度、清昌堂やましたは、4月30日より串野真也による展覧会「忘却の旅人 −人間讃花」を開催いたします。京都を拠点に活動する串野は、伝統と技術を巧みに取り入れながら、「靴」を彫刻作品へと昇華させます。
今までは、自然など人間と対峙するようなモチーフをコンセプトに作品を制作してきたという串野ですが、本展覧会では、人間そのものの歩みや歴史、死生観などのテーマによって強く影響を受けた作品を展示いたします。
靴 − それは一歩一歩を刻む人の歩みを象徴し、少しずつ前進していく私たちの人生を表す彫刻でもあります。生きることは記憶の連続であると同時に忘却の連続でもあり、忘れることによって、膨大な記憶の重力から解き放たれ、私たちは一歩前へと足を踏み出すことができるのではないでしょうか。しかし、記憶の忘却は永遠に失うことではなく、歩んできた時間の中に連なる壁の隙間にそっと潜み、何かがきっかけでその記憶は必要な時にだけ話しかけてくると串野は話します。
花の一生のように咲き、そして枯れ、新たに芽吹く、美しくも儚い軌跡。花を人の人生、靴を花器に例える串野は、前へと伸ばすその一歩を励まし、忘れながらも生きゆく人生を讃えているのです。
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