ボル展「天津司舞 900年の想いとともに」山梨県立博物館

ボル展「天津司舞 900年の想いとともに」山梨県立博物館

名称:ボル展「天津司舞 900年の想いとともに」山梨県立博物館
会期:令和4年5月28日(土曜)→6月27日(月曜)
休館日:毎週火曜日
時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
主催:山梨県立博物館
住所:〒406-0801山梨県笛吹市御坂町成田1501-1
TEL:055-261-2631
URL:山梨県立博物館

ボル展「天津司舞 900年の想いとともに」山梨県立博物館
ボル展「天津司舞 900年の想いとともに」山梨県立博物館

天津司舞の起源は古く、中世にまでさかのぼります。天津司舞で人形が演じている「田楽」という芸能は、平安時代に大流行していました。人間が舞っていた田楽をアレンジし、人形に舞わせてみたのが天津司舞というわけです。田楽自体は、現在も日本の各地で民俗芸能として伝えられていますが、人形田楽は天津司舞しかありません。天津司舞は、地上に残された唯一の人形田楽なのです。また、人形による芸能という意味では、日本最古の人形芝居のひとつとも評されています。
古くから伝わる天津司舞は、明治維新や度重なる水害、戦争の影響を受け、何度も中断を余儀なくされてきました。そして今も、感染症の影響を受け、2年間の活動休止をやむなくされています。
この展覧会は、天津司舞に関わる用具や記録類を展示し、継承の歴史と現状をご紹介する初めての機会です。今、さまざまな文化において、継承の危機が叫ばれています。ですが、わたしたちはなぜ、それを残したいと願うのでしょう。その文化とは、私たちにとってどのような意味を持つのでしょう。過去から現在にいたるまで、天津司舞の継承へと駆り立てられてきた人々の想いに触れ、「伝えたい」という想いの根底に迫ってみたいと思います。

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