「夏から秋へ ―季節のよそおい―」鎌倉市鏑木清方記念美術館

「夏から秋へ ―季節のよそおい―」鎌倉市鏑木清方記念美術館

名称:「夏から秋へ ―季節のよそおい―」鎌倉市鏑木清方記念美術館
会期:〈前期〉2022年7月2日(土)~8月7日(日)
   〈後期〉8月11日(木・祝)~9月11日(日)
開館時間:午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
   換気清掃時間:13:00~13:30(一時閉館するため、ご入館いただけません)
   ※団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休館日:毎週月曜日≪7月18日(月・祝)は開館≫、7月19日(火)
観覧料:一般 300円、小・中学生 無料
住所:〒248-0005神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
TEL:0467-23-6405
URL:鎌倉市鏑木清方記念美術館

 柳川春葉・著『母の心』木版口絵 明治38年(1905) 鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵
1 / 1 柳川春葉・著『母の心』木版口絵 明治38年(1905) 鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵

 鏑木清方が描く女性たちの装いは、美しさや華やかさを表現するのみならず、描かれた時代や季節を表わ
し、人物の人となりを表わすものでもありました。江戸文化の名残をとどめる東京の下町ではぐくまれた感性と、たゆまぬ時代風俗の研究により描かれた和の装いは、清方の美意識の結晶ともいえます。
 なかでも白と藍とが織りなす浴衣の情趣を、清方はこよなく愛しました。駆け出しの挿絵画家だった頃、挿絵の仕事とかけもちで浴衣の図案を描き、日本画家となってからも浴衣の意匠を手掛けた清方は、浴衣の図案集を出すことも考えたほどでした。「團扇とゆかた、をれはとりもなほさず都會人の、といふよりは、東京のものの夏の生活そのものと云へるのではあるまいか。(「團扇と浴衣」)清方の心の中で、浴衣は、古きよき時代の夏の情景と深く結びついているのです。
 本展覧会では、夏から秋にかけての季節の装いを描いた作品を、清方が考案した浴衣地や描き絵を施した絽の着物とともににご紹介します。

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