柏木瑠河 「Hustle and Bustle」Gallery&Souvenir LAID BUG

柏木瑠河 「Hustle and Bustle」Gallery&Souvenir LAID BUG

名称:柏木瑠河 「Hustle and Bustle」Gallery&Souvenir LAID BUG
会期:2022年6月10日(金)~2022年7月3日(日)
開館時間:13:00 〜 20:00
休館日:月曜、火曜
入場料:無料
会場:Gallery&Souvenir LAID BUG
住所:〒151-0071 東京都渋谷区本町6-21-4 本町スカイハウスB102
TEL:03-6721-1505
URL:Gallery&Souvenir LAID BUG

2022年6月10日よりLAID BUGにて、柏木瑠河によるソロエキシビジョン「Hustle and Bustle」を開催します。
柏木瑠河は、作品展示、アートブック制作やコミッションワークなど、写真表現を軸に活動するアーティストです。
2021年JAPAN PHOTO AWARDを受賞し注目を集める中、個展開催の運びとなりました。
柏木の写真作品の特異な点として、意味をなさない被写体を捉えた抽象的な作品が多いことが挙げられます。
身の回りに当たり前に存在する、混沌としたオブジェクトの集合体は、柏木の手によってメタモルフォーゼされ、写真作品として昇華されます。
ストロボライトによって強調されたアウトラインや、極端なコントラストは、被写体の持つ本質的な魅力を炙り出します。
柏木は、この一連の制作手法を、「一見混乱する様に見えるものを明晰に捉えようとする姿勢が矛盾を生み、視覚的認識によって圧縮されてしまった情報を解放させようとする試み」と位置付けています。
私たちは混沌とした状況を視認しようとする過程で、不要な情報を無意識的に意識の外に追いやってしまいます。
柏木はそれらと意識的に向き合うことで、失われた美しさを掬い上げて提示しています。
作品の被写体は、偶然そこにあったものと人為的にそこに置かれたものが混在していますが、オブジェクトを作家自身の美意識の表現ツールとして利用する典型的スティルライフ写真のアプローチとは違った趣があります。
柏木のフレームの中で、被写体はどこかポエティックに擬人化され、ポートレートのような温度を感じることができます。
本展は「Hustle and Bustle」=「都会の喧騒」と銘打たれ、都市生活者の一人である柏木が日々目にする混沌とした情景をイメージソースとして生み出された作品が並びます。
目の前で生まれては消えてを繰り返すカオス、意識の外に置き去りにされてしまう情景を紐解き、再構築し、ストロボライトの光で命を吹き込む。

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