特別企画展「和菓子、いとおかし ―大阪と菓子のこれまでと今―」大阪歴史博物館

特別企画展「和菓子、いとおかし ―大阪と菓子のこれまでと今―」大阪歴史博物館

名称:特別企画展「和菓子、いとおかし ―大阪と菓子のこれまでと今―」大阪歴史博物館
会期:2022年7月16日(土)〜9月4日(日)
会場:大阪歴史博物館 6階 特別展示室
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:火曜日
観覧料:大人 600円(540円)、高校生・大学生 400円(360円)
※常設展示観覧料で観覧可
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)、障がい者手帳などの所持者(介護者1名含む)は無料
住所:〒540-0008大阪府大阪市中央区大手前4-1-32
TEL:06-6946-5728
URL:大阪歴史博物館

『摂津名所図会』より「高麗橋虎屋春繭店」 秋里籬島編 1798年(寛政10) 大阪歴史博物館蔵
『摂津名所図会』より「高麗橋虎屋春繭店」 秋里籬島編 1798年(寛政10) 大阪歴史博物館蔵

伊東はこれまで、映像、インスタレーション、そしてパフォーマンス等によって、一貫して「生/死」「精神」「身体」そして「時間」といった、逃れようのない概念に向き合ってきました。作品において、これらのテーマとともに発見されるのは、時間メディアである「映像」への彼の洞察です。
本展では、伊東の旧作や近作、そして現在のすがたを一挙に紹介します。会期中は展示や関連イベントに加え、南ギャラリー内の小部屋を「制作室13」として不定期に公開します。このオープン・スタジオでは、来館者が被写体として伊東の制作に参加することができます。
本展のタイトルにもなっている最新作《時は戻らない》は、逆再生を用いた映像作品です。巻き戻っていく映像を観るとき、私たちは「何も起こらなくなっていく」ことへの驚きと、居心地の悪さを覚えるでしょう。もし仮に「時を戻す」ことができ、取り返しのつかない出来事を取り消せたとしたら、その「時間」はなかったことになるのでしょうか。伊東の作品にみられる、野蛮なようで穏やかで、しかしどこかユーモラスな表現は、対峙する私たちに、私たち自身や、その周囲に流れる、生きている時間の感触をあらためて意識させてくれます。
カメラで撮影された私たちは、やがて映像から離れ、それぞれに生き、その映像は過去のものとなっていきます。しかし時を隔てて、私たちはその映像の前にふと立ち止まることがあるかもしれません。そのとき映像は、撮影されたときとはまた異なるものをうつす「作品」として、私たちの前にあらわれるのかもしれません。本展は伊東宣明の作品と活動を通じて、私たちにとっての「生きて、ともに観る時間」について再考する機会となるでしょう。

特別企画展「和菓子、いとおかし ―大阪と菓子のこれまでと今―」大阪歴史博物館
特別企画展「和菓子、いとおかし ―大阪と菓子のこれまでと今―」大阪歴史博物館
『浪華家都東』 習忘斎竹窓編 1836年(天保7) 大阪歴史博物館蔵
『浪華家都東』 習忘斎竹窓編 1836年(天保7) 大阪歴史博物館蔵
『虎製帖』より「夏木立」(画面左) 江戸時代 株式会社 鶴屋八幡蔵
『虎製帖』より「夏木立」(画面左) 江戸時代 株式会社 鶴屋八幡蔵

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