「薩摩切子作家 中根櫻龜展 四季のうつろいー光の調べー」日本橋三越本店

「薩摩切子作家 中根櫻龜展 四季のうつろいー光の調べー」日本橋三越本店

名称:「薩摩切子作家 中根櫻龜展 四季のうつろいー光の調べー」日本橋三越本店
会期:2022年7月20日(水) ~ 2022年7月25日(月) 最終日は午後5時終了です
会場:日本橋三越本店本館6階美術特選画廊
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店

『光は色を生み出し、色は心を動かす。』
変化のある日本の四季は、季節ごとに美しい色彩を見せてくれます。
私の作品においても、色はとても雄弁にイメージを伝えてくれる要素です。
薩摩切子には鮮やかで豊かな色彩があり、いつかその色ごとに相応しいデザインで作品を作り出してみたいと構想を温めておりました。
 このたび4年ぶりに日本橋三越本店にて個展を催すことが出来ますことを、多くの皆様に感謝申し上げます。先の個展のテーマである『水』や『花』を広げ、構想を実現することができる『四季』をテーマに、多くの新作を揃えて開催させていただくことができました。四季それぞれの美しさは常にうつろい、光と共に変化していきます。
毎年訪れるはずの美しい四季の彩りは、時として災害や紛争、悲しい出来事に見舞われ、色を失う事があります。周り全てが灰色の世界となってしまう悲劇を目の当たりにし、また地球規模の気象の変化を止められないとすれば尚さら、その美しさがはかなく、愛しく、大切だと痛感します。
 うつろいゆく日本の四季の彩りが変わってしまわないうちに、自身の作品に投影しておきたいと切に願い、作品作りに邁進して参りました。鹿児島の風土からヒントを得て薩摩切子に投影した二色衣の彩りも大いに制作意欲を掻き立ててくれました。
 ぜひ会場で、春から夏へ、そして秋から冬へと、うつろいの色彩美をご堪能いただきたくご案内申し上げます。どうぞ、ご高覧ください。
中根櫻龜

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