名称:「祈り・藤原新也」北九州市立美術館 分館
会期:2022年9月10日(土)~11月6日(日)
会場:北九州市立美術館分館 ※北九州市立文学館と2会場で開催
開館時間:北九州市立美術館分館 10:00~18:00(入館は17:30まで)
北九州市立文学館 9:30~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
観覧料(2会場分)
一般 1,400(1,200)円
高大生 1,100( 900)円
小中生 700( 500)円
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。なお障害者手帳を提示の方は無料。
北九州市在住の65歳以上の方は2割減免(公的機関発行の証明書等の提示が必要)。
主催:藤原新也展実行委員会(北九州市立美術館、北九州市立文学館、毎日新聞)
後援:テレQ、九州旅客鉄道株式会社、西日本鉄道株式会社、北九州モノレール、筑豊電気鉄道株式会社、株式会社スターフライヤー、北九州市、北九州市教育委員会協賛:リバーウォーク北九州
協力:株式会社スイッチ・パブリッシング、株式会社太田プロダクション
企画協力:クレヴィス
住所:〒803-0812福岡県北九州市小倉北区室町1-1-1 リバーウォーク北九州5階
TEL:TEL:093-562-3215 FAX:093-562-3306
URL:北九州市立美術館 分館
1944年に福岡県門司市(現 北九州市)に生まれた藤原新也。東京藝術大学在学中に旅したインドを皮切りに、アジア各地を旅し、写真とエッセイによる『インド放浪』、『西蔵チベット放浪』、『逍遥游記しょうようゆうき』を発表します。1983年に出版された単行本『東京漂流』はベストセラーとなり、社会に衝撃を与えます。また同年に発表された『メメント・モリ』は、若者たちのバイブルとなりました。1989年には、アメリカを起点に西欧へと足をのばし、帰国後は自身の少年時代を過ごした門司港で撮影した『少年の港』をはじめ、日本にカメラを向けます。そして旅のはじまりから50年後、現代の殺伐を伝えるニュースを背に、大震災直後の東北を歩き、コロナで無人となった街に立って、これまでの道程と根幹に流れる人への思いを「祈り」というタイトルに込めます。そして藤原の見た、人が生き、やがて死へと向かうさまは、現在形の<メメント・モリ(死を想え)>へと昇華され、新たな姿でわたしたちの「いま」を照らします。
藤原の表現活動で特筆すべきは、写真、文筆、絵画、書とあらゆるメディアを縦横無尽に横断し、それぞれの領域において秀でた表現を獲得していることにあります。本展は、「祈り」をキーワードに、初期作から最新作までの写真作品を一堂に展示します。藤原の郷里北九州の地で大規模な個展となる本展では、北九州市立美術館、北九州市立文学館と2館同時開催し、藤原新也の多彩な仕事を立体的に展開します。
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