名称:「いまも生きるアンモナイトのなかま〜オウムガイ、そしてイカ、タコ〜」栃木県立博物館
会期:2022年7月16日(土)〜8月21日(日)
開館時間:09:30~17:00 入館は16:30まで
料金:一般260(200)円
大学・高校生120(100)円
中学生以下は無料
※( )内は20名以上の団体またはM割料金
休館日:月曜日(祝日を除く)、祝日の翌平日
会場:栃木県立博物館
住所:〒320-0865栃木県宇都宮市睦町2-2
電話028-634-1311
URL:栃木県立博物館
化石になった太古の生物といえば、恐竜とともにアンモナイトを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。アンモナイトは貝の仲間で、その中でもイカやタコと同じグループですが、丈夫な殻を持つ生き物です。古生代デボン紀から中生代白亜紀まで、約3億5000万年間にわたって形を変えながら、世界中の海に生息していました。
しかし、この長い期間、順風満帆に繁栄を続けていたわけではありません。何度もあった生物の大量絶滅という試練を乗り越え、また襲いかかる捕食者から身を守りながら繁栄していたのです。
この企画展では、知っているようで、意外に知らないアンモナイトについて、その殻のかたちや体のつくり、推定されている生態、生きた時代や環境、そして進化や絶滅を紹介します。また、日本各地で発見されたアンモナイトも紹介します。
現在、私たち人類は新型コロナウイルス感染症という大きな試練に直面しています。かつて幾たびもの危機を乗り越えて地球上で繁栄したアンモナイトを通じて、改めて私たちが「生きる」ということを見つめなおすきっかけになれば幸いです。
アンモナイトは、白亜紀末の巨大隕石の衝突が引き起こした環境の激変によって絶滅しました。でも、姿がよく似ているオウムガイは生き残り、今でも深海で暮らしています。
アンモナイトもオウムガイも貝のなかまであり、イカやタコとともに頭足類と呼ばれるグループに含まれます。
頭足類の主な共通点は、
① 口を取り囲むように足(腕)があり、足(腕)・頭・胴の順に並ぶこと
② ふつう貝殻を持つこと
③ 漏斗(移動する際に水を噴射する部分)を持つこと
④ 「からすとんび」(食物をかみ切るクチバシのような部分)を持つこと
です。
これら頭足類は、どこが異なっているのか、その違いを見比べてみてください。
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