「すべ と しるべ(再)2021-2022 #02 先見の形骸団子 Creating foresight through unity田中 秀介」Gallery PARC
名称:「すべ と しるべ(再)2021-2022 #02 先見の形骸団子 Creating foresight through unity田中 秀介」Gallery PARC
会期:2022年07月09日(土) 〜 2022年07月31日(日)
会場:Gallery PARC
時間:13:00~19:00
休館日:水・木曜日
料金:無料
住所:〒602-8282 京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階
TEL:075-334-5085
URL:Gallery PARC
Gallery PARCによる、変容する社会状況の中で「展覧会」という機会(しるべ)をよりタフに起動させていく方法(すべ)の開発を目的としたプロジェクト「すべとしるべ」による展示企画。2021年に京都府南丹市で開催した展覧会「馴れ初め丁場」を、ギャラリーの空間に(再)構成・(再)起動して開催します。
酒造りの場であった旧酒造の会場に、田中はいわゆる矩形の作品(正方形や長方形)だけではなく、変形作品を多く持ち込みました。背景として場や時間といった「状況」が描かれる矩形の作品と違い、対象物のみが描かれている変形作品は、ある時間・ある場所を切り抜き、異なる時空に貼り付けたかのようであり、絵は展示される状況(空間)に密接に関わることとなります。そして鑑賞者は『絵に描かれた状況』を想い、『この場所と絵との関わり』を探し、『今、目の前に広がる絵と場そのもの』を楽しむこととなります。
本展は、旧酒造という特徴的な空間に、変形作品として異なる時間・空間を切り取った絵が関わることを目論んで制作された作品群を、今度はギャラリーという空間・時間に持ち込んで(再)展開させるものであり、「絵画」にとっていわば日常空間ともいえるギャラリーという空間において、それぞれの絵がどのように振る舞うのか、あるいは旧酒造という空間をどのようにギャラリーに持ち込むのかについての試みといえます。
また、本展ではかつて(2021年)の展覧会に取材して制作した記録映像・記録集をあわせてご覧いただけます。記録が、過去と現在・記録と記憶の曖昧な重なりに自立し、鑑賞者の発見や想像を促すことで、そこに作品や表現を「ひらきつづける」ことの可能性を体感いただけるのではないでしょうか。
田中秀介
1986 和歌山県生まれ
2009 大阪芸術大学美術学科油画コース 卒業
近年の主な個展
2015 「私はここにいて、あなたは何処かにいます。」Gallery PARC(京都)
2016 「円転の節」トーキョーワンダーサイト渋谷、ギャルリ・サンク(奈良)
ALLNIGHT HAPS:人と絵の間「こないだのここからあそこ」HAPS(京都)
2017 「ふて寝に晴天、晴天、平常の炸裂」Gallery PARC(京都)
2018 「清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.87 田中秀介展~カウンターライフ~」清須市はるひ美術館(愛知)
2019 「随所、ただいまのかち合わせ。」2kw gallery(滋賀)
2020 「かなたの先日ふみこんで今日」和歌山県立近代美術館企画 ぎゃらりーなかがわ(和歌山)
2021 すべ と しるべ 2021|#01:田中秀介「馴れ初め丁場」オーエヤマ・アートサイト(京都)
他グループ展多数
■ 作家Webサイト:https://shusuketanaka.jimdofree.com
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