名称:「スウェーディッシュモダニズムの巨匠 ウィルヘルム・コーゲ & ベルント・フリーベリ」しぶや黒田陶苑
会期:2022年7月29日(金)~2022年8月7日(日)
開館時間:11:00 〜 19:00
休館日:木曜日
入場料:無料
会場:しぶや黒田陶苑
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ 1F
TEL:03-3499-3225
URL:しぶや黒田陶苑
「北欧工芸界の父」と称されるウェルヘルム・コーゲはスウェーデン・ストックホルム生まれ。国王及びスウェーデン工芸協会から唯一「プロフェッサー」の称号を得た。元々は画家であり、ポスターなどのデザイナーとしても著名であったが、スウェーデン工芸協会の推薦を受け、グスタフスベリ製陶所にアートディレクターとして招致される。日本の民藝運動などにも共鳴した作品は、それまでの過装飾的な西洋の陶磁器の趣向を脱却し、シンプルながらも斬新なデザインで、まさに北欧モダンデザインの礎を築いた。
ベルント・フリーベリはスウェーデン・ホガナス生まれ。13歳より作陶助手として働き始め、工芸学校に通いながら幾つもの窯を渡り歩き、ろくろ職人として下積み時代を過ごす。1934年グスタフスベリ製陶所に籍を置き入社。ウェルヘルム・コーゲに師事し、41年に製陶所内に自らの工房を設立。生涯、数千に及ぶ器を自らのろくろで制作。日本や中国、朝鮮の古陶磁から影響受け、フォルムや釉薬を追求した繊細で美しい作品を残した。
ウェルヘルム・コーゲの作品の制作には、弟子であり「神の手を持つ」とまで言われた高いろくろ技術を持ったベルント・フリーベリの助力が不可欠であり、フリーベリも師であるコーゲから受けた芸術への影響は多大であると言える。スウェーデンのみならず北欧のモダニズムを切り拓いたウェルヘルム・コーゲとベルント・フリーベリ。今なお世界で高い評価を得る二人の魅力的な作品をぜひご高覧下さい。
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