「絶景考 第Ⅰ部」静岡県立美術館

「絶景考 第Ⅰ部」静岡県立美術館

名称:「絶景考 第Ⅰ部」静岡県立美術館
会期:2022年7月20日(水)~9月19日(月・祝)
開館時間:10:00~17:30(展示室の入室は17:00まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館。ただし、8月15日(月)は開館)
観覧料:
   当日券一般:300円/70歳以上・大学生以下:無料
   団体券一般:200円/70歳以上・大学生以下:無料
住所:〒422-8002静岡県静岡市駿河区谷田53-2
TEL:054-263-5755
URL:静岡県立美術館

アシル=エトナ・ミシャロン 《廃墟となった墓を見つめる羊飼い》 1816年 当館蔵
アシル=エトナ・ミシャロン 《廃墟となった墓を見つめる羊飼い》 1816年 当館蔵

 2014年、「絶景」は流行語大賞にノミネートされ、2017年には「インスタ映え」が大賞を獲得。美しい風景を求めて各地へ出かけることがブームになった矢先、新型コロナウイルス感染症の流行や国際社会の緊張などが続き、「絶景」を巡る旅はかつてほど自由に楽しめなくなっています。本展は、そうした現状をふまえつつ、「絶景」をキーワードに西洋の風景画をあらためてご覧いただくものです。
 第Ⅰ部では、17世紀から19世紀中頃までに描かれた当館を代表する西洋風景画をご紹介します。「絶景」はしばしば「絵のような」と評されることがありますが、古今、画家たちが「絵になる」と捉えた眺めは、今日われわれが「絶景」と聞いて思い浮かべる光景と必ずしも一致していません。母国オランダの街々を抑制された色調で描いたヤン・ファン・ホイエン、どこでもない理想の風景を統一的な光の効果でまとめ上げたクロード・ロラン、ごつごつした岩山や嵐を予感させる空模様で自然への畏怖を抱かせるサルヴァトール・ローザなど、各時代の画家たちが「絵にするにふさわしい」と描き残した風景をたどりながら、「絶景」とは何かを考えてみたいと思います。

ジョン・コンスタブル 《ハムステッド・ヒースの木立、日没》 1821年 当館蔵
ジョン・コンスタブル 《ハムステッド・ヒースの木立、日没》 1821年 当館蔵
カミーユ・ピサロ 《ライ麦畑、グラット=コックの丘、ポントワーズ》 1877年 当館蔵
カミーユ・ピサロ 《ライ麦畑、グラット=コックの丘、ポントワーズ》 1877年 当館蔵

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