名称:「理想の書物 —英国19世紀挿絵本からプライヴェート・プレスの世界へ—」群馬県立近代美術館
会期:2022年9月17日(土)から11月13日(日)
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)、10月11日(火)
注:10月12日(水)は本展開催の展示室1のみ休室
会場:展示室1
観覧料:一般900円、大高生450円
20名以上の団体割引料金 一般:720円、大高生:360円
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
住所:〒370-1293群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内
TEL: 027-346-5560
URL : 群馬県立近代美術館
世界に先駆けて産業革命を成し遂げたイギリスでは、中産階級の台頭を みた18世紀末から19世紀にかけて読書の需要が高まり、大量の書物の出版が促されるなか、伝統的な本作りの変化が余儀なくされました。そこに起こったのが、印刷の黎明期である15世紀や、さらに中世の写本にまで遡って本作りを研究し、あらためて読みやすく美しい本を作ろうとするプライヴェート・プレス運動です。ウィリアム・モリスが手がけたケルムスコット・プレスに代表される、選び抜かれた紙、活字、デザイン、装丁で本に仕上げる小規模の出版活動は美術的に価値の高い、また機能的で読みやすい出版物を生み、本作りにおけるひとつの理想型を作り上げます。本展では、美しい本作りの伝統をつないだ19世紀イギリスの挿絵本を中 心に紹介する第1部と、プライヴェート・プレスの出版物に焦点を当てる第2部により、理想の書物を求めた運動を跡づけることを試みます。
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