「-いのちの唄がきこえる- 木彫 仁吉展」銀座三越

「切なる願い」 16×20×75cm シナの木

名称:「-いのちの唄がきこえる- 木彫 仁吉展」銀座三越
会期:2022年10月19日(水) ~ 2022年10月24日(月)
会場:本館7階 ギャラリー ※最終日は午後5時まで
住所:〒104-8212 東京都中央区銀座4-6-16
TEL: 03-3562-1111
URL: 銀座三越

10年程前から、新たに動物の擬人化をテーマにした木彫に取り組んで来た。
人の持つ感情や、日々の心の動き、出来事などを動物作品に込めるうちに、やがて作家自身の人生の癒しや、願いへと向かう作品に進化していく様に思われた。
動物をテーマにする事は、個人的ではなく、普遍的な人の感情体験を込めるのには適していた。
と言うのは、動物達には、具体的な出来事、氏名などないのだから。
だから、それを見る者は、それぞれの個人体験を重ねて感情を投影することが出来る。
作者は、作品の物語を通して、見る者と体験を分かち合うことができる。
私は、その過程を個性的表現や制作上の技術強化ではなく、むしろ心理的な癒しに向かうことに費やしている。
それはきっと自身の浄化作用に有効なのに気がついたからだろう。

「切なる願い」 16×20×75cm シナの木
「切なる願い」 16×20×75cm シナの木

仁吉(本名:吉田昭彦)
1954年 千葉県柏市出身
独学で木彫を学ぶ
1978年 北海道礼文島の澄海岬にて木彫のお店「アトリエにきち」をオープン
自分の手作りの作品だけを扱う店で、アトリエの建物、照明ランプ、すべてにおいて自作
1984年 大阪心斎橋にて個展(以降数回開催)
2003年 礼文島プチホテルコリンシアン内に常設ギャラリーオープン
NHK 『日本の百の風景』に出演
2006年 三井商船にっぽん丸北海道クルーズ 船内作品展示(~’09)
2013年 制作を作品中心に転換するため「礼文島アトリエにきち」閉店
2014年 ギャラリーエッセ 札幌初個展 「木彫仁吉展 木と動物と人と」
2015年 茶廊法邑個展「木彫仁吉 いきものこころ展」
2016年 茶廊法邑個展「木彫仁吉展 いきものいのり」
 ギャラリー犬養個展
2017年 JRタワーホテル日航札幌 作品展示
 茶廊法邑個展「木彫仁吉 支えあうカタチ展」
2019年 茶廊法邑個展
銀座三越個展「木彫仁吉展・北国のぬくもり」
2020年 札幌三越個展「木彫仁吉展・いのちのささやきが聞こえる」
2021年 札幌三越個展「木彫仁吉展・いのちの祈り」
2022年 台湾台北個展 丁丁芸術空間

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る