企画展再展示 帰ってきた「船と主機関-エンジンの変遷とこれから-」日本郵船歴史博物館

企画展再展示 帰ってきた「船と主機関-エンジンの変遷とこれから-」日本郵船歴史博物館

名称:企画展再展示 帰ってきた「船と主機関-エンジンの変遷とこれから-」日本郵船歴史博物館
会期:2022年10月1日(土)-2023年1月29日(日)
開催時間:9時から16時30分(入館は16時まで)
住所:〒231-0002神奈川県横浜市中区海岸通3-9
TEL:045-211-1923
URL:日本郵船歴史博物館

このたび、2021年に行った企画展を再開催します。
主機関とは、船の推進力を作り出すエンジンのことで、船の心臓部とも呼ばれる重要な機械装置です。18世紀後半の蒸気機関の開発により、風力を用いる帆船の長い時代は終わりを告げ、技術の進展に伴い蒸気レシプロ機関、蒸気タービン機関と変遷し、現在では19世紀末に開発されたディーゼル機関がその主流となっています。
主機関は多くの燃料を消費するため、燃料の費用を抑える努力が常になされてきました。例えば1970年代の石油危機後は、船速を大幅に落として船を運航することで燃料を節約したり、燃費効率の悪かった機関を最新のディーゼル機関へと取り換える大掛かりな主機換装 を行ったりするなど、当社もさまざまな対応を迫られました。
一方、重油を主な燃料とする船の運航は、大気汚染物質の排出が避けられず、近年、それを減少させることが大きな課題となっています。世界規模で環境問題への意識が高まる中、当社は船の環境技術開発を推進させるべく「NYK スーパーエコシップ2050」を創案し、CO₂排出量を100%削減するゼロエミッションの船の導入を目指しています。
本展では、日本郵船ゆかりの船と共に、「NYK スーパーエコシップ 2050」に至るまでの主だった主機関の変遷をたどりながら、時代の要請とともに変化を続ける主機関と当社のあゆみを紹介します。

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