「絶景考 第Ⅱ部」静岡県立美術館

「絶景考 第Ⅱ部」静岡県立美術館

名称:「絶景考 第Ⅱ部」静岡県立美術館
会期:2022年9月21日(水)~11月20日(日)
開館時間:10:00~17:30(展示室の入室は17:00まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館。)
観覧料:
  当日券一般:300円/70歳以上・大学生以下:無料
  団体券一般:200円/70歳以上・大学生以下:無料
  ※団体のお申込/20名以上の団体のお申込は、美術館総務課へお問合わせください。
  ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は、企画展、収蔵品展とも無料でご覧いただけます。
住所:〒422-8002静岡県静岡市駿河区谷田53-2
TEL:054-263-5755
URL:静岡県立美術館

クロード・モネ 《ルーアンのセーヌ川》 1872年 当館蔵
クロード・モネ 《ルーアンのセーヌ川》 1872年 当館蔵

 近年は、「絶景」や「インスタ映え」が流行語となり、美しい風景を求めて各地へ出かけることがブームとなった一方、感染症の拡大で自由な移動が制限されるなど、風景と私たちの関係性はめまぐるしく変化しています。本展は、そうした現状をふまえつつ、「絶景」をキーワードに当館の風景画をあらためてご覧いただくものです。
 第Ⅱ部では、フランスの風景を主題とした19世紀以降の作品を中心にご紹介します。
 革命後のフランスでは、愛国感情の高まりや交通網の広がりなどによって、国内各地の知られざる風景に注目が集まりました。時代が下ると、デフォルメや激しい色彩によって風景画は徐々に見たままの現実と距離をとるようになる一方、シニャックの南フランスやゴーギャンのブルターニュ地方など、具体的な土地や風土がなお画家の霊感源であり続けました。パリや各地の風景が、藤田嗣治ら日本人画家を大いに刺激したことは言うまでもありません。
 近代の画家たちは、必ずしも「絶景」とは言えない風景をむしろ好んで描きました。社会背景や美術史の流れ、そして、眼差す者の立場によっても変化してきた「絵になる風景」の諸相を、フランスと言う土地を主な舞台に探ります。
(公式HPより)

カミーユ・ピサロ 《ライ麦畑、グラット=コックの丘、ポントワーズ》 1877年 当館蔵
カミーユ・ピサロ 《ライ麦畑、グラット=コックの丘、ポントワーズ》 1877年 当館蔵
ポール・ゴーギャン 《家畜番の少女》 1889年 当館蔵
ポール・ゴーギャン 《家畜番の少女》 1889年 当館蔵
ポール・シニャック 《サン=トロぺ、グリモーの古城》 1899年 当館蔵
ポール・シニャック 《サン=トロぺ、グリモーの古城》 1899年 当館蔵
藤田嗣治 《モンルージュ、パリ》 1918年 当館蔵
藤田嗣治 《モンルージュ、パリ》 1918年 当館蔵
佐伯祐三 《ラ・クロッシュ》 1927年 当館蔵
佐伯祐三 《ラ・クロッシュ》 1927年 当館蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」国立科学博物館
  2. 特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
  3. 「没後30年・ドアノーの愛したパリ ROBERT DOISNEAU展」何必館・京都現代美術館
ページ上部へ戻る