「すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合」大阪中之島美術館・国立国際美術館
名称:「すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合」大阪中之島美術館・国立国際美術館
会期:2022年10月22日(土) – 2023年1月9日(月・祝)
*月曜日(1/2、1/9を除く)、12/31、1/1 休館
開催時間:10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
会場:大阪中之島美術館 5階展示室、国立国際美術館
主催:大阪中之島美術館、国立国際美術館、朝日新聞社、MBSテレビ
協賛:竹中工務店
協力:公益財団法人ダイキン工業現代美術振興財団
助成:令和4年度文化庁優れた現代美術の国際発信促進事業
公益財団法人 花王 芸術・科学財団
一般財団法人 安藤忠雄文化財団
特別協力:芦屋市立美術博物館、兵庫県立美術館
観覧料:
一般料金 2館共通券 2500円
大阪中之島美術館 1400円(1200円)
大学生 大阪中之島美術館 1100円(900円)
*2館共通券以外は、国立国際美術館の会場をご覧になる際には別途観覧料が必要です。
住所: 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
TEL:06-6479-0550
URL: 大阪中之島美術館
具体美術協会(具体)は、1954年に結成された美術家集団です。吉原治良という、絶対的指導者を中核にすえたこの集団は、1950年代から70年代にかけて、⽇本の前衛美術を牽引してきました。その活動の軌跡は国内外で注⽬を集め、戦後⽇本美術の原点として、なかば神話化されるにいたっています。
本展覧会は、具体の活動拠点「グタイピナコテカ」が建設された地、⼤阪・中之島で開催される初の⼤規模な具体展です。2022年2⽉に開館した⼤阪中之島美術館と、道路⼀本を隔てて隣り合う国⽴国際美術館。解散して50年の節⽬となる2022年、2館同時開催という類い稀な形式で開催される本展覧会は、「分化と統合」というテーマを掲げ、新しい具体像の構築をめざします。
*本展は大阪中之島美術館、国立国際美術館の2会場で開催します。
それぞれの観覧料、開館時間、休館日は一部異なりますのでご注意ください。
統合|国立国際美術館
具体は、少なくともその出発点においては、「画家」集団でした。時代が下るにつれ多様化していく造形実践の数々も、もとをたどれば、絵画という規範からの自由をめざした結果と言えます。問題は、絵画らしさをいかに解体し再構築したか、です。絵画「らしさ」をどう捉えているのか、また、それを解体してなお絵を描こうとするのか否かで、導き出される新しさはおのずと変わってくるでしょう。国立国際美術館では、マクロな視点に立って具体のあゆみを眺め、さまざまに展開される問いなおしの作業に、いくつかの傾向を見出そうと試みます。必ずしも一枚岩でないこの集団の、内なる差異をあぶりだし、そのうえで「統合」してみせることが主な目的です。
分化|大阪中之島美術館
具体は、常に先駆性と独創性とともに語られてきました。吉原治良の「人のまねをするな、今までにないものをつくれ」という言葉が、端的にそのことをあらわすものとして語り継がれていますが、その認知度とは裏腹に、具体の先駆性と独創性は内実は、明らかにされていません。「分化」をテーマとする大阪中之島美術館では、具体の制作からいくつかの要素を抽出し、個々の制作のありようを子細に検証します。本会場がめざすのは、具体は多様であるという結論を導き出すことではありません。多様であることは前提とし、どのような表現が受け容れられてきたのか最大限可視化することで、具体というグループの本質にせまろうという試みです。
出品作家:今井祝雄、今中クミ子、上前智祐、浮田要三、大原紀美子、小野田實、金山明、菅野聖子、聴濤襄治、喜谷繁暉、木梨アイネ、坂本昌也、嶋本昭三、白髪一雄、白髪富士子、鷲見康夫、田井智、高﨑元尚、田中敦子、田中竜児、坪内晃幸、猶原通正、名坂千吉郎、名坂有子、堀尾昭子、堀尾貞治、前川強、正延正俊、松田豊、松谷武判、向井修二、村上三郎、元永定正、森内敬子、山崎つる子、吉田稔郎、ヨシダミノル、吉原治良、吉原通雄
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。