名称:「秋田の縄文遺産」秋田県立博物館
会期:令和4年9月24日(土)~11月6日(日)
開館時間:午前9時30分~午後4時30分(11月は午後4時00分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし休日と重なったときはその次の平日)
観覧料金:無料
住所:〒010-0124秋田県秋田市金足鳰崎字後山52
TEL:018-873-4121
URL:秋田県立博物館
令和3年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」は念願の世界遺産登録を果たしました。秋田県内の構成資産である大湯環状列石と伊勢堂岱遺跡は、縄文を体感する場としてますます注目を浴びています。
本展では、秋田県内にある国・県指定の縄文時代資料を中心に紹介し、世界に認められた“JOMON”の価値や魅力に触れる機会を皆様に提供いたします。
主な展示資料
大型磨製石斧(国指定:東成瀬村上掵遺跡出土:当館蔵)
人面付環状注口土器(国指定:潟上市狐森遺跡出土:当館蔵)
根子ノ沢遺跡出土土器(県指定:由利本荘市根子ノ沢遺跡出土:由利本荘市教育委員会蔵)
虫内Ⅰ遺跡出土土偶(県指定:横手市虫内Ⅰ遺跡出土:県埋蔵文化財センター蔵)
鐙田遺跡出土土偶(県指定:湯沢市鐙田遺跡出土:湯沢市教育委員会蔵)
地方遺跡出土土面(県指定:秋田市地方遺跡出土:秋田市教育委員会蔵)
大湯環状列石出土品(県指定:鹿角市大湯環状列石出土:鹿角市教育委員会蔵)
伊勢堂岱遺跡出土品(県指定:北秋田市伊勢堂岱遺跡出土:北秋田市教育委員会蔵)
序章 秋田の縄文遺産
当館所蔵の人面付環状注口土器と、その類例や残された図絵とともに、X線CT解析で得られた最新の成果をあわせてご紹介します。
第1章 石に込めた祈り
ひときわ大きく優美に作られた磨製石器、大型磨製石斧と鋒形石器をご紹介します。
第2章 漆工の精華
戸平川遺跡と中山遺跡の出土品から、漆工とその生産に関わる道具、そして貴重な植物質の遺物をご紹介します。
第3章 海と川の恵み
通称「サケ石」と呼ばれる魚形文刻石の拓本、ベンケイガイ製貝輪の製作地として注目される柏子所貝塚出土品とともに、日本海側最古の貝塚である菖蒲崎貝塚出土品をあわせてご紹介します。
第4章 土器の名品
単独で県の指定を受けた縄文時代中期の優品、沢田遺跡および根子ノ沢遺跡出土土器をご紹介します。
第5章 マツリの名残
世界遺産となった縄文時代後期の大湯環状列石と伊勢堂岱遺跡に加え、晩期の白坂遺跡と麻生遺跡の出土品から、祭祀関連遺物の数々をご紹介します。
第6章 縄文の容貌
儀礼や祭祀を考える上で貴重な土面と、縄文時代各時期の特徴を示す県内屈指の土偶の優品をご紹介します。
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