名称:「戸谷成雄 彫刻 -ある全体として」長野県立美術館
会期:2022年11月4日(金)~ 2023年1月29日(日)
休館日:水曜日 ※11/23は祝日のため開館、翌平日の11/24休館 、年末年始 (12/28~1/3)
開館時間:9:00~17:00(展示室入場は16:30まで)
観覧料:一般 1,000(900)円
大学生及び75歳以上 700(600)円
高校生以下又は18歳未満 無料
※東山魁夷館及び長野県立美術館コレクション展との共通料金 一般 1,500円、大学生及び75歳以上 1,000円
※( )内は20名以上の団体料金
会場:展示室1 ・ 展示室2 ・ 展示室3
主催:長野県、長野県立美術館
共催:長野県教育委員会
後援:長野市、長野市教育委員会、長野商工会議所、善光寺、長野県芸術文化協会、長野県美術教育研究会、(公財)八十二文化財団、(公財)ながの観光コンベンションビューロー、JR東日本 長野支社、信濃毎日新聞社、SBC信越放送、NBS長野放送、TSBテレビ信州、abn長野朝日放送、FM長野、INC長野ケーブルテレビ
住所:〒380-0801長野県長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
TEL:026-232-0052
URL:長野県立美術館
戸谷成雄(1947-・長野県上水内郡小川村生まれ)は、日本の現代彫刻を代表する存在として、「彫刻と はなにか」を問う根源的な思索を深めながら、精力的に作品を発表しています。
長野県での初めての個展となる本展では、戸谷成雄の初期から近年の作品まで代表作を含め約 30 点を、 年代順ではなく展覧会のコンセプトに合わせて展示します。特に戸谷の壮大な彫刻観へのいとぐちとし て、「表面」や「構造」といった独自の彫刻概念に、日本語の言語構造への深い思索が反映されているこ とに焦点を当てます。この思索は、戸谷自身の言葉にしばしば表明されてきましたが、作品を目の前に 語られる機会はあまり多くありませんでした。日本の社会について戸谷が常に抱く問題意識は、言語学 や人類学の方法論をもちいて社会の構造のありかたを問うという、世界的な思想のながれに合致し、彫 刻家自身の彫刻概念と共振しました。
1980 年代半ばから始められた「森」シリーズに見られるように、チェ ーンソーで木材の表面を刻んだ大型の木彫作品がよく知られていま すが、作品の基本的な考え方は、戸谷が彫刻家をこころざした 1970 年代にすでに形成されました。当時、国内外で展開されていた現代美 術では、旧来の絵画や彫刻が事実上否定され、美術そのものの在り方 が問われていました。戸谷はいわゆる制度として解体された彫刻を、 時代や地域の枠を乗り越え、その起源から見つめ直しています。
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