「竹杖ノ会」村田画廊

「竹杖ノ会」村田画廊

名称:「竹杖ノ会」村田画廊
期間:2022年11月13日(日)〜 2022年11月27日(日)
会場:村田画廊
時間:10:00~18:00
料金:無料
住所:〒606-0911 京都市左京区松ヶ崎泉川町18-4
TEL: 075-703-8960
URL:村田画廊

京都の日本画の伝統を学び、継承しながら独自の表現を追求している日本画グループ「竹杖ノ会」の展覧会です。2019年から開催され、今年で4回目となります。
村田画廊では竹内浩一先生・村田茂樹先生による日本画展「不易流行」展を30年近くに渡り開催してきましたが、2018年の村田茂樹先生ご逝去に伴い終了。その後、竹内・村田両先生の薫陶を受けた6名により「竹杖ノ会」展を発足しました。今回も小品展ではございますが、墨や鉛筆、着彩画など力作が揃います。ぜひご高覧ください。
「写生」は座ること。
五月の朝。まだ明けきらない空は薄白い。ある方とのご縁を頂き、私は参拝時間前のお寺の庭に入った。その日、まだ誰も踏み入れていない場所。無垢な空気を壊さぬように静かに進む。この静謐の奥に、私の描きたい山紫陽花がある。深く青い花の前に座り、向かい合う。読経がお堂から聞こえてくる。 写生は行為ではなく、過ごす時間だと思う。その場の光を浴び、風を受け、音を容れ、身体に染み込ませていく。五感全ての経験を重ねて心身をその恵みで満たす。この恵みが層となって作品に醸し出されることを祈り、画面に向かう。(吉田眞理子)
「写生の思い」
写生は楽しい。無心に描きたい。そんなことも忘れて。「みるということ」はどういうことだろう。よくみる。感じる。全身で感じる。記憶する。なかなか描けない。それでも惹かれて、描きたい、実現させたい気持ちが湧いて描く。何度でも挑戦する。冒険。どうしたら描けるのか。探り希求する中で多くのことを学ばせていただいてきた。それは「生きるということ」を学ぶことでもあった。(和田ひとえ)
出品作家
寺村里香/長谷川雅也/マツダジュンイチ/吉田眞理子/若狹悌尚/和田ひとえ

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