名称:「田中秀介展:絵をくぐる」大阪市立自然史博物館
期間:2022年10月25日(火)〜12月11日(日)
開館時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
※10月中は午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
料金:常設展入館料:大人300円/高大生200円/中学生以下無料
※障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)
※30人以上の団体割引あり
休館日:月曜日
会場:大阪市立自然史博物館
住所:〒546-0034 大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23
TEL:06-6697-6221
URL:大阪市立自然史博物館
今回のテーマ展示は、当館の第2展示室です。この展示室そのものを描いた絵画を、モチーフとなった展示室内で鑑賞します。作品を描いたのは、和歌山出身で大阪に学び、現在も大阪市阿倍野区に在住して創作活動をおこなわれている田中秀介さんです。田中さんは、ご自身にとって身近な存在でもある当館に実際に足を運び、高さ250センチを超える大きな画面12枚9点に、第2展示室で見たものを描き出しました。
美術を通じて絵をくぐって見いだされる自然史博物館は、一体どのような姿でしょうか。自然史博物館は、自然科学についての学びを体験できる場ですが、美術作品を自然史博物館で鑑賞する試みは、誰しもに新たな体験となることでしょう。美術館やギャラリーではなく、自然史博物館という枠組みで行う展示もまた、美術の作品発表として新たな試みです。
田中 秀介(たなか しゅうすけ)
1986年、和歌山市生まれ。2009年、大阪芸術大学美術学科油画コース卒業。同年初個展「信じがたい部分」(Gallery Den 58/大阪)を開催。若手作家の登竜門である各種の展覧会や奨学制度に選出され、2016年にはトーキョーワンダーウォール賞受賞。みずのき美術館での「アーカイブをアーカイブする」(2018)、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAでの「忘れようとしても思い出せない」(2019)などに選出。2020年、和歌山県立近代美術館でのシリーズ展「なつやすみの美術館10」の作家として招聘され、美術館のコレクションから選んだ作品と自作を組み合わせて展示した。なお大阪市立自然史博物館を描いた同展出品作《古今台頭摩擦》(2019)は、和歌山県立近代美術館に収蔵されている。
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