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名称:創立150年記念特集「東京国立博物館のイスラーム陶器」東京国立博物館
会期:2022年10月4日(火) ~ 2023年1月22日(日)
会場:東洋館 5室
住所:〒110-8712東京都台東区上野公園13-9
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:東京国立博物館
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イスラーム陶器とは、およそ7世紀以降、 現在のイラン、イラク、シリア、トルコ、エジ プトを中心とした地域で焼かれたやきもの を指します。その多くは、藍釉や白釉、緑釉 をかけ、釉下彩や線刻、貼付けなどの技法を 駆使して華やかな装飾をほどこしたもの で、中国や日本のやきものとは異なる独特 の魅力をそなえています。とくに11 世紀 後半のエジプトで石英とガラスを混ぜた人 工の「フリット胎土」が発明され、シリア、イ ランへと広まると、釉の発色は安定し、装飾 性が一段と高まりました。近年の研究では、 地域や時代ごとの特色が明確になり、中国 やヨーロッパにおける製陶との影響関係、 または独自性も指摘されています。
東京国立博物館には大正、昭和初期に収 められたイスラーム陶器の貴重なコレク ションがあります。なかには、国内に類例の ないきわめて珍しいものも含まれていま す。また1950 年代以降、日本ではイスラー ム陶器の収集熱が高まり、これを受けて当 館では購入や寄贈によるコレクションの充 実がはかられました。本特集は当館のイス ラーム陶器コレクションをまとめて展観す る初めての試みとなります。ぜひお楽しみ ください。
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主な出品作品
(注)所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
重要文化財 三彩貼花龍耳瓶 中国 唐時代・8世紀 横河民輔氏寄贈
ラスター彩動物文鉢 イラク、バスラ アッバース朝・9~10世紀
白釉浮文瓶 イラン セルジューク朝~ホラズム・シャー朝・12~13世紀初頭
多彩鳥形手付瓶 イラン イル・ハーン朝・13世紀中頃~14世紀中頃 横河民輔氏寄贈
白釉色絵草花文皿 トルコ、イズニク窯 オスマン朝・16世紀末~17世紀
青緑釉ランプ エジプトおそらくフスタート マムルーク朝・13~14世紀
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