開館50年記念「夭折の画家たち -青春群像-」笠間日動美術館

開館50年記念「夭折の画家たち -青春群像-」笠間日動美術館

名称:開館50年記念「夭折の画家たち -青春群像-」笠間日動美術館
会期:2022年10月1日(土)~12月18日(日)
会場:笠間日動美術館 企画展示館
開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(但し、10月10日(月・祝)は開館。10月11日(火)は休館)
入館料:大人1000円、65歳以上800円、大学・高校生700円、中学生500円、小学生以下は無料
(20名以上の団体は各200円割引 障害者手帳をお持ちの方、その同伴者1名は半額割引)
主催:公益財団法人 日動美術財団 笠間日動美術館
協力:岩手県立美術館/福島県立美術館
後援:茨城県/茨城県教育委員会/笠間市/笠間市教育委員会/茨城放送/茨城新聞社/朝日新聞水戸総局/産経新聞水戸支局/東京新聞水戸支局/毎日新聞社水戸支局/読売新聞水戸支局/東日本旅客鉄道株式会社水戸支社/毎日新聞社水戸支局/読売新聞水戸支局/東日本旅客鉄道株式会社水戸支社
協賛:新安全警備保障/戸田建設株式会社/株式会社フルヤ金属/水戸ホーチキ株式会社
住所:〒309-1611茨城県笠間市笠間978-4
TEL:0296-72-2160
URL:笠間日動美術館

松本竣介  「駅」 1942年 福島県立美術館蔵
松本竣介  「駅」 1942年 福島県立美術館蔵

日本近代美術を振り返ると、青木繁や関根正二、中村彝、村山槐多、佐伯祐三、岸田劉生、松本竣介など、 優れた作品を制作しながらも若くして亡くなった「夭折の画家たち」は少なくありません。彼らはその短い生涯に、 権威や形式に囚われない新たな表現を発表し、残した言葉とともに日本近代美術史にその名を刻みました。自身の内面と向き合い、 ほとばしる若さから生まれた作品は、時代を超えて現代に生きる私たちを魅了し続けています。
彼ら夭折の画家たちが活躍した明治から大正にかけては個性の尊重や自己の肯定、生命への讃美された時代でした。 本展では藤島武二など同時代を牽引した画家たちをあわせて紹介し、当時の時代背景を探ります。 なお、今年で生誕135年を迎える水戸市出身の画家 中村彝らが集った相馬愛蔵・黒光夫妻による「中村屋サロン」や、 彝がアトリエを構えた「池袋モンパルナス」に関する内容もあわせて紹介いたします。
見どころ
「池袋モンパルナスに夜が来た」と始まる詩人で画家の小熊秀雄(1901‐40)のこの詩は往時、 若い画家たちの心情を伝えて心に残ります。村山槐多の遺書には、 「自分は、自分の心と、肉体の傾向が著しくデカダンスの色を帯びて居ることを十五,六歳の頃から感付いて居ました。私は落ちゆく事がその命でありました」とあり、 命を削るように制作した彼の日常が垣間見えます。 本展では、彼らの魂の叫びとも呼ぶべき残された言葉を作品とともに御覧いただきます。
出品予定作家
青木繁(1882-1911)、荻原碌山(1879-1910)、萬鉄五郎(1885-1927)、中村彝(1887-1924)、長谷川利行(1891-1940)、岸田劉生(1891-1929)、佐伯祐三(1898-1928)、村山槐多(1896-1919)、関根正二(1899-1919)、三岸好太郎(1903-34)、松本竣介(1912-48)、靉光(1907-46)他

関根正二 「神の祈り」 1918年頃  福島県立美術館蔵
関根正二 「神の祈り」 1918年頃  福島県立美術館蔵
萬鉄五郎 「雲のある自画像 」1912-13年  岩手県立美術館蔵
萬鉄五郎 「雲のある自画像 」1912-13年  岩手県立美術館蔵
靉光 「花・変様」 1941年  岩手県立美術館蔵  
靉光 「花・変様」 1941年  岩手県立美術館蔵  
松本竣介  「駅」 1942年 福島県立美術館蔵
松本竣介  「駅」 1942年 福島県立美術館蔵
佐伯祐三 「下落合風景」 1927年 個人蔵
佐伯祐三 「下落合風景」 1927年 個人蔵

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