名称:企画展示「太宰治より~親愛なる、鰭﨑潤へ」三鷹市美術ギャラリー
会期:2022年10月29日(土)~2023年1月15日(日)
開館時間:10:00~18:00
会場:太宰治展示室 三鷹の此の小さい家(三鷹市美術ギャラリー)
住所:〒181-0013東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5F
TEL:0422-79-0033
URL:三鷹市美術ギャラリー
高等学校までを青森で過ごした太宰治の周辺には、阿部合成をはじめとする画家の友人がいました。昭和5(1930)年に東京帝国大学への入学を機に上京してからは、同郷で義弟の小舘善四郎を通じて、画業に勤しむ友人はさらに増えていきました。
なかでも鰭﨑潤(ひれさきじゅん)は、上京後の太宰を支えた一人です。また、太宰に終の棲家となる〈三鷹村下連雀113〉へ転居するきっかけを与えた人物でもあります。当時、小金井に住み、太宰の自宅に足しげく来訪した鰭﨑は、長野に転居してからも、時折三鷹まで太宰を訪ねています。
このたび、鰭﨑潤の遺族が保管していた太宰治資料を公開します。翻刻されて全集に収録されてはいるものの、原物が未公開となっていた書簡をはじめ、太宰が描いた肖像画《鰭﨑 潤》*や署名本『晩年』と『新ハムレット』は秘蔵資料で、本展が初公開となります。
太宰の死後、その交流について多くを語らなかった鰭﨑潤。残された資料は、太宰治没後70余年を経て、二人の交友を伝えてくれます。
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