「帝室技芸員の印籠」清水三年坂美術館

「帝室技芸員の印籠」清水三年坂美術館

名称:「帝室技芸員の印籠」清水三年坂美術館
会期:2022年12月17日(土)〜2023年3月12日(日)
会場:清水三年坂美術館
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 火曜日 
   ※月・火曜日ともに祝日は開館
観覧料:一般 800円
   大学・高校・中学生 500円
   小学生 300円
   ※障害者手帳をお持ちの方と付き添い者1名は50%割引
住所:〒605-0862京都府京都市東山区清水寺門前産寧坂北入清水3-337-1
TEL:075-532-4270
URL:清水三年坂美術館

《菊尽蒔絵印籠》柴田是真 H6.5cm 撮影:木村羊一
《菊尽蒔絵印籠》柴田是真 H6.5cm 撮影:木村羊一

印籠は、帯に下げて携帯できる小型の容器のことをいい、主に江戸時代に薬入れとして用いられていました。やがて装身具としての役割を得て、蒔絵や螺鈿などで多彩な装飾が施されるようになると、美術品としても愛玩されるようになります。明治になると特に海外の愛好家を魅了し、おびただしい数の印籠が海を渡っていきました。
開国間もない日本にとって印籠などの美術工芸品は、文化レベルの高さや国力を世界に示す重要な産業でした。こうした優れた工芸技術を皇室の保護のもと、継承・発展させるために設けられたのが帝室技芸員制度です。
後に帝室技芸員に選ばれる加納夏雄や柴田是真といった金工や蒔絵師らもまた、輸出品や万国博覧会への出品作を数多く手掛けました。
本展では、海外からの里帰り品を含め、加納夏雄、柴田是真、池田泰真、白山松哉、川ノ邊一朝ら帝室技芸員の印籠を中心に清水三年坂美術館所蔵の印籠の名品を展示します。

《秋草狸図印籠》加納夏雄 H7.8㎝ 撮影:木村羊一
《秋草狸図印籠》加納夏雄 H7.8㎝ 撮影:木村羊一
《赤字金渦文蒔絵印籠》白山松哉 H6.8cm 撮影:木村羊一
《赤字金渦文蒔絵印籠》白山松哉 H6.8cm 撮影:木村羊一

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る