「猪熊弦一郎展 今にないものを」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

猪熊弦一郎《太陽と原始鳥》1988年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団

名称:「猪熊弦一郎展 今にないものを」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
会期:2022年11月20日(日)~2023年3月5日(日)
開館時間:10:00 〜 18:00
休館日:月曜日
   12月25日から12月31日・1月4日・1月10日は休館
   1月2日・9日は開館
入場料:一般 300円、大学生 200円、高校生以下・18歳未満・65歳以上(丸亀市内に在住)・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
住所:〒763-0022香川県丸亀市浜町80-1
TEL:0877-24-7755
URL:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

猪熊弦一郎《アンテナと生物》1985年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団
猪熊弦一郎《アンテナと生物》1985年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団

香川県に生まれた猪熊弦一郎(1902-1993)は、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後、パリ、ニューヨーク、ハワイと拠点を変え、90歳で亡くなるまで精力的に制作活動を続けます。晩年には当美術館の創設に携わり、「未来に向かってアーティストがどういうふうに方向づけ、今にないものを発見していくか」(*)ということを見せる美術館であってほしいと語りました。
猪熊自身もまた一人のアーティストとして、自らが生きる時代の変化をとらえながら、とどまることなく表現を更新し続けました。初期には主に人物や風景などのモチーフ、あるいはそれらを組み合わせた具象画を描き、大画面での表現にも挑みました。35歳の頃には、当時の美術の中心であったパリに渡り、初めての海外で出会った人や、最先端の美術動向からの影響を自らの制作に生かしました。戦後はニューヨークに渡り、具象から抽象へと一気に表現を展開させます。そして、1975年より東京とハワイの二拠点で活動するようになってからは、ハワイの自然環境からの影響を感じさせる色彩豊かな絵画や、宇宙への関心が伺える浮遊感のある絵画を描きました。
本展では、初期から晩年までの70年におよぶ画業をご紹介いたします。その生涯において、「今にないもの」を追い求めた猪熊の創作の軌跡をどうぞご覧ください。
猪熊弦一郎が美術館職員に語った言葉より。1993年5月14日。

1. 猪熊弦一郎《着衣バレリーナ》1946年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団
1. 猪熊弦一郎《着衣バレリーナ》1946年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団
3. 猪熊弦一郎《Hiyaku》1956-57年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団
3. 猪熊弦一郎《Hiyaku》1956-57年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団
2. 猪熊弦一郎《馬と道化》1955年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団
2. 猪熊弦一郎《馬と道化》1955年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団
5. 猪熊弦一郎《窓と星座》1985年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団
5. 猪熊弦一郎《窓と星座》1985年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団
4. 猪熊弦一郎《Landscape BY》1972年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団
4. 猪熊弦一郎《Landscape BY》1972年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団
猪熊弦一郎《太陽と原始鳥》1988年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団
猪熊弦一郎《太陽と原始鳥》1988年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団

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